先日の霧ヶ峰ツーリングで破損してしまったGoProのヘルメットマウントを修理します。

ツーリングの記録と共に、ドラレコの役割も兼ねているのでコレが無いと非常に不便。そんな訳で平日ながら作業する事にしました。



損傷しているのはGoProの真下にくる部分。2つの突起のうち、1つが折れています。

コレはパーツの強度不足と言うより、画角の微調整に無理矢理力を加えていたのが原因だと思います。これからはネジを緩めてから微調整するので、きっと再発はしないでしょう。



試しに残っていた突起に力を掛けたら、簡単に折れてしまいました。

…割とギリギリだったのかも。GoProが落下しなくて本当に良かった。




ショートパーツを買い足して色々と試行錯誤し、新しいヘルメットマウントが組み上がりました。



今回はこれまでの経験を活かし「可能な限りネジが走行風に当たらないようにする事」と「ヘルメットを置いた時にマウントが接地しない事」を重視しました。



普段調整しないネジをヘルメット側に寄せる事で、走行風によるノイズの軽減を図っています。使用するネジも全てGoPro純正より短いショートタイプに変更し、空気抵抗を可能な限り抑えました。

微々たる差でしょうが、少しでも恩恵があれば良いかな。



またこれまではギリギリ接地しない高さになっていたのですが、マウントの最下部は地上高2cmほどまで上がりました。

ヘルメットを置いた拍子に画角が変わってしまうトラブルを避けられ、ほんの少しGoProのバックディスプレイを視界に入れる事で撮影忘れの防止も可能になります。




最後にカメラの位置がヘルメットの真正面にくるように微調整します。
この微調整が本当に大変…ネジを締め込む時にほんの僅かながらズレてしまうので、ズレる事を加味して位置を仮決めしてから締め込みます。


レンズが左側にオフセットしているので、中心線上にレンズの中心を合わせます。



最後に実際に被ってみて、視界をチェック。

人間の目は左右感の距離があるので、写真ほどGoPro本体は邪魔になりません。これで万事OKです。



本来なら顎マウントに不利と言われているSHOEIのZ-8ですが、工夫次第でやり様は幾らでもあります。

私はスクリーンとベンチレーターの機能を殺さないようにステーが長くなっていますが、ヘルメットマウントの構築を検討している方はご参考下されば幸いです。