さて、美ヶ原高原を出発して帰路に着きます。
そういえば前編のワインディングで結構バンクさせたけど、タイヤはどんな感じかな…
参考まで「アマリング」とはタイヤ端に現れるリング状の跡の事です。
バイクのタイヤは4輪車の様に接地面が地面に対して平行では無く、車体を傾けてタイヤの端の方を接地させる事によって旋回しています。これにより、最も端の部分だけ新品状態を維持する事になり摩耗部分との境目が現れます。
「出典:ヤマハ発動機 ホームページより引用」
トップレーサーともなれば、60°以上車体を傾けて旋回するのが当たり前。昨今のタイヤグリップの向上と合わさって、ヒザどころかヒジすら路面に擦れそうなくらいです。
これに近いレベルまで車体を傾ければアマリングは消えますが、公道上でこんな走り方をすると免許と命が幾つあっても足りません…
で、今日のタイヤがこんな感じ。
青の部分がいわゆる「アマリング」ですが、赤の部分が分からない…ザラザラした質感なので接地している筈なのですが、その内側と比較して線を引いたような跡が残っています。
「摩耗している部分」と「ほぼ新品」と「新品」で差が出来ているのかも知れませんが、詳細は分かりませんでした。
左も同様ですね。かなり端近くまで使っています。
個人的に、タイヤを端まで使うのは良い事ではありません。「これ以上旋回力を上げられない」というギリギリを公道で発揮するのは、障害物回避の面で大きな危険を伴うからです。
ここらが安全マージンを確保出来るギリギリのバンク角かな…帰りは気を付けよう。
美ヶ原高原を出発したのですが、早速面白い光景が見られました。何かがおかしい上のクリップ、ぜひ最後までご覧下さい。
帰りは個人的に「裏ビーナスライン」と呼んでいる、行きとは違うルートを通ります。
路面が悪く道幅の狭いワインディングなのですが、私はこんな感じの道も結構好きですね。
下山しました。給油してから東京に戻るのですが…
ハイオクがリッター202円!?本日二度目の給油なのですが、山梨で給油した時は東京と同レベルの195円くらいだった筈。長野はガソリンが高いんですかね。
給油後は上信越道を目指すのですが、道中で田んぼが美しい場所を通りました。
あまりゆっくりしていると帰りで渋滞に巻き込まれるリスクが上がりますが、せっかくなので足を止めます。
こんな感じ。
稲穂が実って風に揺られており、美ヶ原高原と違って一気に秋っぽい景色になりました。
相変わらずこのエンジン、美しいです。
相当な労力をかけて磨いているので、少し自己満足に浸りました。
稲穂じゃなくて炊きたての白米だったらなぁ(笑)
さて、再出発します。
帰りは全高で東京に戻ります。高速走行なら暑さも和らぎますし、何より速く帰宅できますので。
上信越道を順調に走り、藤岡P.A.で休憩を。
昼食は省略する予定だったのですが、ココで時間を潰しつつ頂く事にしました。
理由はコレですね。
進行方向に黒い雲がたれこめています。間違い無く雨雲…
昼食はかき揚げざるそばをチョイスしました。
…申し訳なのですが、美味しく無かったです。つゆと麺が常温…というよりぬるま湯くらいの温度でした。
こんな事なら長野で蕎麦屋に立ち寄れば良かったな…
食後に一服していると、案の定雨が降ってきました。
少しMT-01が濡れてしまいましたが、幸い駐輪場は屋根があります。雨が降ってきたのは残念ですが、目的地で降られるより百倍マシでしょう。
とりあえず雨が止み路面が乾くまで、当記事の編集作業をしながら藤岡P.A.で待つ事にしました。
ここで更なる悲劇が…
時間潰しにGoProのデータ転送を行っていたのですが、途中からヘルメット映像のブレが顕著でした。
GoProのマウントが半分折れてます…
北海道旅行の時も別のパーツが折れました。やはりプラ製は強度に問題があるのかも。
幸い、今回も走行中に折れた訳ではありません。GoPro本体は無事ですし、大事には至りませんでした。念の為、ここからはヘルメットカメラを外して走行します。
30分ほど待ったのですが、中々止んでくれませんね。
レインウェアは携行していますが、着ると暑いんだよなぁ…
関東では局地的に雨が降っているみたいです。
しかし暑さの方が大きな問題…運悪く雨に降られてもシャワーと考える事にしましょう。レインウェア無しで再出発します。
案の定、降られました…
しかし降られたのは時間にして5分ほど。まだ運に見放されてはいなかったみたいです。
無事、首都高に入りました。やはり都内は暑い…暑さが和ぐのはいつになるだろうか。