川正線の貨物側線は短いため、貨車はそんなに両数がなくても大丈夫です。
でも、前々回みたいに、産炭地でもないのにセラを繋ぐのも変なので、古い貨車を引っ張り出してみました。
エンドウのブリキ貨車「ワム60000」です。
エンドウのブリキ貨車は、私と同世代以上の方々には懐かしい製品だと思いますし、今も走らせている方も多いと思います。
私のは、ブリキ貨車としては新しく、最終ロットにあたる1970年代の製品で、車輪とカプラーが一つの金具で止められています。
この構造ゆえに、カプラー交換は難しかろうとこれまで放置してきましたが、思い切って交換にチャレンジしてみました。
まず、車輪&カプラー止めの金具を外し、ベーカーカプラーを外してました。
この形状を目にした瞬間、おっ! これならいけるかもとヒラメキが走り、ジャンク箱から探し出したのがこのカプラーです。
このカプラーは、昔、米国製のOn30のキットを組んでいた頃の余剰部品だと思います。多分、バックマン製じゃないかな?
これを突起に挿し込んでみました。カプラーの線バネを機能させるには、やっぱりカプラーポケットが必要ですね。さて、カプラーポケットはどうしましょう?
試しに、ケーディーNo.5のポケットを被せたところ、ちょっと幅が広いようです。
それならばと、No.5より幅狭のNo.27を被せてみると・・、加工は必要ですが、コレならいけます!
そこで、ポケット両サイドの丸い突起を切り離し、貨車のモールドに干渉する部分を削る加工を施し、装着を完了しました。
カプラーを交換したワムが川正線に入線しました。
プラ貨車の中では金属の質感が際立ち、非常にリアルに見えます。
写真写りは今一つですが、「エンドウのブリキ貨車、なかなか良いぞ!」
動画は、ワムの試運転の様子です。
「貨車の試運転」とは可笑しな表現ですが、カプラーの機能を試したものです。
試運転の結果は上々で、古い貨車が現代に蘇りました。
鉄道模型を始めた中学生の頃、とてもリアルに見えたエンドウの貨車でしたが、今見れば、ディティールは簡素です。
でも、金属の質感はさすがで、走らせる模型としては非常に魅力的です。今でもオークションで手に入るので、ちょっと覗いてみようかな?
本日も、ご訪問ありがとうございました。