小さなスルーガーダーを作ってみました。 | 16番ゲージレイアウトのこと..など

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16番ゲージの鉄道模型レイアウト・白縫鉄道川正線の制作記です。

 久しぶりの投稿です。暫らくパソコンが使えませんでした。

 

 原因は、娘のパソコンが不調に陥り、私のを娘の部屋に置きっ放しにしていたからです。我が家は家族そろって、スマホの長時間のネット接続が嫌いです(←WIFIの使い方を知らないだけ!)。

 

 この間、記事の投稿だけでなく、皆さんのブログの拝見も疎かにしていました。明日からじっくり拝見させていただきます。

 

 さて、昨年の今頃、ストラクチャーの製作に区切りがつき、「次はシーナリィだ!」と意気込んでいたのですが、その後一年近く、進展がありませんでした。

 レイアウトの周りが片付かなかったのが主な理由ですが、実は、もうひとつ理由があります。

 それは、道路の配置が気に入らなかったからです。

 

 下の写真のように、集落を貫く道路の水平部が短かすぎるのです。

 このため、写真奥右手の屋敷の入口が坂道に面することになります。考え様によってはそれも面白いのでしょうが、私は気に入りませんでした。

集落を貫く道路

 

 このため、道路の水平部を長くする方法を、ずっと考えていたのです。

 考えた方法は2つです。

 ① 築堤に至る道路を曲げる。

 ② 線路の下に道路を通す。

 

 ①の「道路を曲げる」とは、こんな感じです。

 坂本衛さんの摂津鉄道にも、こんな踏切がありましたね。

 

 2つの方法のうち、②だと、桁下が3cm(80倍で2.4m)と低くなりすぎるのが欠点です。都会ではいざ知らず、私の住む近辺では、そんなに桁下の低い鉄橋に出会ったことがありません。

 そこで、①を採用しようと心に決めたものの、やっぱり、鉄橋に未練が残ります。

 

 どこかのローカル線に、桁の低い小さな鉄橋の実例はないものでしょうか?

 

 諦め半分でググってみたところ、見つけました!

 ここです。

 

 大糸線稲尾駅の南側に、桁下2.3mの鉄橋がありました。

 皆さんも、是非、ストリートビューをご覧ください。

 とてもかわいいデッキガーダーですよ!

 場所は、木崎湖のほとりです。

 東側は、何度かバイクを走らせたことのある国道です。

 楽しかったツーリングに思いを馳せながら、こんなかわいい橋を作ってみることにしました。

 

 早速、いつものAR_CADで設計し、部品をケント紙に印刷しました。 

スルーガーダー部品

 設計に際しては、少しでも桁下を高くするために、デッキガーダー(上路)ではなく、スルーガーダー(下路)を採用しました。

 

 主要な部品を切り出して、

スルーガーダー部品切り出し

 

 紙の強度を高めるために、瞬間接着剤を染み込ませながら組み立てました。

スルーガーダー主要部組立

 

 細かな部品を追加して完成です。

スルーガーダー完成

 

 極単に背の低いスルーガーダーですが、近鉄にもこんな感じのスルーガーダーがあるらしいです。

 

 試しにレールを載せてみました。作者としては、満足できる雰囲気です。

スルーガーダー線路試し置き

 

 設置場所はココですが、本当に設置するかどうか、もう少し考えてみます。

スルーガーダー設置予定箇所

 

 本日も、ご訪問ありがとうございました。