くすぶる斬撃を喰らわせる。 | ✟✟✟蠢く手記✟✟✟

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地下都市DTMの沼に溺れてしまった漢の成れの果て

こんばんは。

遅ばせながら、10月にメッセージを寄せてくれた全てへ、感謝の念に堪えません。

日本語はもちろん、Instagramでは英語で祝辞が綴られたお便りが届き、それが決して当たり前じゃないこと。

とくに今年は強く感じました。

ありがとう。

何も変わらず、この精神と感性でやれるだけのことを貫いていくよ。





さぁ…





11月に突入したわけだが、昨日も今日も、明日もその先も、来年に定めたライブへのロードマップをおれは自力で駆け抜けようと思う。

何度も言うけど、ライブで再会できる日を夢見てる。

一度でいいんだ。一人で推進してることに意味を見出したい。どうしても。

だから停滞しない、循環させる。

たとえ1ミリでも前進する。

制作の果てに終着点が見えるはずなのに、どこか落ち着かないのは、取り巻く環境の何か一つでも崩れてしまうかもしれないと思うことへの恐怖なのだろうか。

いつでも選択を迫られる。

覚悟と決断って言葉は時に残酷なんだよ。

この二つは常に目の前にあって、一度決めたことなのに絶対と正解はない。

ある日、突然振り出しに戻されることもあったりして、その度におれたちは選択に迫られている。

覚悟と決断。

一度下したら報わられる(終わり)ってわけじゃないんだよな。

これが間違いだったではなく、これで良かったと思える決断を。

自分だけは己を肯定してあげような。





とまぁ、
話が長くなりかけたところで…





ちょっと話が変わるけれども、今回の書きたい本題へ。

会話してるとさ、もはや回想することもなかったような思い出で胸が一杯になる時があるんだ。

もしあの時出会っていたら、もしあの時手離していなかったら等々、色んな妄想も含まれる。





ちょうど10年前、、、
おれは何をしていたのだろうって。




そう。

おれはKönig(ケーニッヒ)というプロジェクトにギタリストとして参加していた。

夏の東名阪ツアー、メンバーのスキルが高くて、スタジオに入った瞬間、自分がいかにぬるい環境でバンドをやってたのかを思い知ったんだよね。

人の畑に足を踏み入れたなら、忘れられないほどの悔しさも。

ライブと同時に、リリースの決まった音源に向けて楽曲も提供させてもらった。



昨日の夜の話、思い立って当時書いた音源を全て聴いたんだ。



不思議な気持ちになった。

当時のレコーディングでどんな景色を見ていたのか、何を描こうとしていたか、一瞬で思い出せたから。

新しいテーマから新曲を書く時、刺激を求めてあえて己に足枷をする。

当時、おれはリフを封印した。

ひたすらアルペジオで白いキャンバスが虹色になるように音を重ねていた。

ピッキングの振り一つとってものような弧を描くスタイル、、、

ギターソロのメロディーにさえ虹色が頭に浮かぶような、、、







だれがNiziUだよ
(どうしてもこれが言いたかった笑)







クランチが好きになったのはあの頃から。

できるだけ歪みを抑えた音で感情を揺さぶるスタイル。

10年前の曲、あのCDを持ってる人はいるのだろうか。

空間の減衰音、わずかなタッチのニュアンス、シングルコイルのみで構築された旋律、機会があったなら是非聴いてみてください。





あのNiziUのようなメロデ(ry





そんな当時。

あの時でさえも、10年後に新しい相方と楽曲を作ってるだなんて想像もしてなかったはずさ。

人生必死に何かを続けていれば、どこかで突然縁が結ばれる瞬間がやってくる。

この縁を胸張って誇れるよう、ただ形にしていきたい。

ワンフレーズでも多く。

それがおれの役目だと思ってる。





形は違えど、同じように夢や目標がある人、いるでしょう?

または今は無くとも燻っている人、いるでしょう?

覚悟と決断を執拗に迫られる人生だからこそ、たまには息抜いて、今やれる身近なことを続けてたら、きっといいことあるよ。

叶うか叶わないかじゃない、自分自身で思考し、前進しろ。

やるかやらないかだ。

簡単に聞こえるのに、それが一番難しいこと、わかってる。

でも、いつだってそうだろう。

最初は他人の物差しに計られて揺らぐような決意でも、続けていたら強固な意志になることだってあるんだからさ。

最も自分のマインドがアツくなれる何かを探し続けようか。

人生、金にもならない無駄をいかに楽しめるか。

おれと勝負しようぜ。





さぁ、そんな蠢くの欠片として、あの時届けられなかったあの曲を一部公開します。

リリースできなかったこと、ずっと後悔でしかなかった。

この想いを昇華したい。

蠢く仕様で届けます。