梅雨どきにもかかわらず、週末に近づくにつれ雨模様から好天へと予報が変わり、磐越西線へのSL撮影行を決断した。


  目的地は日出谷駅を俯瞰できるポイント。林道に入ったあと徒歩も必要で、ちょっと厄介な場所だ。道を間違って土砂崩落による通行止め地点に行ってしまうハプニングに見舞われつつ、現地に着くと、よいポイントだった。

 新潟県阿賀町ではあるが、山に囲まれた集落は赤青の屋根が連なり、会津特有の景色を形作っている。

 他に撮影者はなく、独り占めしてゆったりと撮影できた。

 しかし木々が生い茂っていて見晴らしの効く立ち位置は限られ、3人で一杯一杯だろう。時の経過とともに、このような撮影地は増えているように思う。いつまでもあると思うなお立ち台、と言ったところだろうか。

 さてC57 180は猛煙を立ち上らせながら発進した。風に吹き流されたのは残念だったが、良いケムリに恵まれた(日出谷〜豊実)