今回紹介するトミカリミテッドヴィンテージNEO
LV-N155a 日野ブルーリボン横浜市交通局は2017年7月発売。
局番5-3429をモデルとしています。
横浜市交通局のバス車両1台1台に付けられる「局番」。
一般的に民営事業者において付けられる「社番」と同じ趣旨の
もので、事業者内で車両管理用の番号ですが、「~交通局」の
番号ですので、「局番」と呼ぶのが正しいようです。
横浜市交通局の局番は、「5-3429」のように
「数字1桁-ハイフン-数字4桁」で表記され、ハイフンの左側の
1桁の数字は「車両購入年度(西暦)の下1桁」、右側の4桁の
数字は千位が「メーカー」、百位が「用途・仕様」、
十位と一位が「通し番号」を表しています。
「メーカー」は、1=いすゞ、2=三菱、3=日野、4=日産ディーゼル
かつては5=輸入車もありましたが、現在は4通り。
「用途・仕様」は、0=貸切、3~9=ワンマンの2通り。
かつては1=特定、2=ワンマンツーマン兼用があったり、
8~9あたりをワンマンツーマン兼用車が使用したりした時期が
ありました。今回のTLV-NEOでモデルとなっている
5-3429は、最初の一桁の数字が5なので西暦2015年導入
次のメーカーの数字が3なので、日野自動車。
「用途・仕様」の数字が4なので、ワンマン。
通し番号が29なので、29台目となり、
2015年度に購入された日野自動車のワンマンの29台目となります。
5-3429は、横浜200か4345で滝頭営業所の所属する
日野ブルーリボンノンステップバス 形式QDG-KV290N1
になります。日野ブルーリボンは(2代目)は、先代のブルーリボンⅡ
とブルーリボンシティハイブリッドをモデルチェンジして、
ブルーリボンとブルーリボンハイブリッドを発売し、
サブネーム無しの単なる「ブルーリボン」の名称が15年ぶりに
復活しました。当モデルではMTが廃止されるとともに
ディーゼル/ハイブリッドともにいすゞエルガと同一のボディの
ノンステップバスに統一されています。また、車体構造が
見直され、前扉は折戸への変更と標準仕様における燃料タンク位置
の変更が実施されたほか、ホイールベース5.3mが車体長10.5m。
ホイールベース6.0mが車体長11.2mとなりノンステップエリアが
拡大されています。また、「Blue Ribbon」の英文ロゴも
ブルーリボンシティ以来の斜体から元の立体に戻されています。
形式は、ディーゼルがKV系、ハイブリッドがHL系、連接バスが
KX系を名乗っています。
QDG-KV290N1は、2015年8月26日に発表され、
2015年9月1日より発売されました。このモデルより統合車種の
いすゞエルガとデザインが共通化されました。AMT車とAT車が
設定されQDG-KV290N1はAT車になります。
2ステージターボ付直4で5.2リッターの4HK1-TCS型エンジン
184kw/250PSを新搭載しエンジンのダウンサイジングを図り、
このモデルよりノンステップバスのみの設定となったほか
高出力車が廃止されています。QDGは重量車燃費基準未達成で、
全長10.43m、ホイールベース5.3mとなっています。