この「温室」でもう一つ問題なのが「鉄骨の間にたるみが出来ているビニール表現」
このサイズの物を一体で「バキューム・フォーム」は出来ないので


鉄板と針金で形を作り、
ヒートガンで柔らかくした透明板を押し当てた

 


もちろん一度には出来ないので、
両端を固定してまずは半円の状態を作り、淵の部分を曲げ全体の形状を固定
そこから1列づつ暖めては軍手をした指先で押し込む…

 

 



アーチ部分と前後部分に分けて製作  

 

 



で・完成 

 

 



孵化器の土台や周辺のパイプ部・ボイラー小屋等々のサイズ決めに
CAD化を進めながら、
商品化に一番問題となりそうな「アーチ鉄骨部のレジン複製」を頼のめる所を探した物の
…どこもだめだった(湯回りの悪さ、そして数量-1セット12ヶX10セットとして120ヶ)。

今なら3Dプリンターでどこでもやれそうだが当時はそれがなかった
……そんな訳でお蔵入り

手元にたった一つ残った試作品です。