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「和光ビルのシーン」その2

・・・2ヶ月ほどそのまま放っておいた。
造形としてはほぼ「完成」したのだけれど、「どうも今ひとつ面白くない!」
他の作品を作りながら、時々手にとって眺め回していました。

初めからうすうす「分かってはいた」のかもしれません(人ごとみたいな言い方ですが)
・・ゴジラの「最大の共演者」は「夜の闇」である事が・・
時間が経つにつれ、その事が鮮明になってきました。

「照明を追加する!」ある日突然に始めました!
懐中電灯を引っ張り出し、部屋を暗くして、あっちから・こっちから光を当ててみる。
光をあてる方向がだいたいつかめると、次は「何を照明にするか?」

豆電球・ムギ球・LED等は、そのままでは全体に光が広がってしまい、「スポットライト」にならない
* ムギ球はほぼ「点光源」、反射鏡を付ければ「集光出来る?」と考えたが、うまくいかない。
* ムギ球をパイプに入れて見る、周囲に広がっていた光は遮断されるが、先端からでた光は広がった。
* パイプの先端に「レンズ」を付けてみよう、市販品には無いので「クリアーシリコン」を盛ってみた。
・・・ひいき目に見て「多少の効果が出ている」しかし「暗すぎる!」使い物にならない。

・・・また2ヶ月ほど放っておいた、
その間に色々考えてはみるのだが、出来そうに無い。

ある時「ペンライト」をあててみた。集光するものの、「範囲が広すぎる」そこで「マスク」を付けてみる、
スポットのようにはなるが、周辺にも乱反射?が広がる。
ペンライトをバラしてみると、反射鏡が付いていた「乱反射光の原因はこれか?」
電球だけで点灯してみると、
何とこれが理想的な「スポットライト」になる。
電球をよく見ると先端にレンズが一体になっている「スポット球」と言う物だった。
しかも模型工作用の「電球ソケット」が使える、早速スペア球とソケットを買ってくる。

ベースに穴を開けなければならない、
初めは「ムギ球+パイプ」でφ5㎜位の穴のつもりだったのが、ソケットを入れる為φ17㎜
しかも「斜め」に貫通させる必要がある。
少しでも作業負担を減らす為に、ソケットのプラスチック部分を取った。これで穴はφ12㎜

下穴をピンバイスで通し、少しずつドリルを大きくしていく、ピンバイスの次はハンドドリル
上面にビルを造形してしまっているので、片手でベースを持って、片手でそろそろとドリル作業
電動ドリルは怖くて使えない!
ドリル・三角のハンドリーマー・ヤスリ等あらゆる物を使って穴を広げる。

やっと電球が上面に顔を覗かせた。試験点灯・・・「うーんこれはいい!」
この位置でソケットを接着着固定、プラバンでベースを作り取り外せる様にした。

ソケットが半分くらいベース板の下に飛び出すので、仕方なくベースに「はかま」を付けて
かさ上げする、その分電池ボックスのスペースも出来た。

上面(道路面)の穴を隠す様に「瓦礫の山」を追加、せっかくの光を遮らない様に注意。

「スポット球」は3V用なのだが、薄暗い所で3V点灯させると「明るすぎる」(私はそう感じる)
そこで1.5Vx2本用の電池ボックスの片端子からリード線を出して、
短絡させれば1.5V点灯可能な様にした。
人間の目は、対象物のみ「選択的に」見る事が出来るので1.5Vでも十分なのですが、
カメラのCCDはそうはいかない、写真撮影時は「3V点灯」です。