お薬は、医師薬剤師の指導のもとで使用しましょう助産師じゃない | 助産師さんの観察ブログ

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12人産んだ助産師HISAKOさんを観察しています。いつかいいね数を越えるのが夢 だったのに閉鎖されちゃった

12人産んだ助産師さんが、授乳中でも使える花粉症の薬を解説されていました。

公開翌日の2022/02/09に限定公開で見えなくなっていますが、ほぼ同じ内容の過去動画「授乳と花粉症のお薬」はそのままなのでツッコミます。

 

同様の過去ブログ。

2018年からこんな発信してたんですね。

2021年。ほぼコピペ。

 

過去動画では2021年ブログをリンクさせていました。

(文献から薬品を調べてブログで一覧にしているから)

病院の先生とか薬剤師さんにこれ飲んだらあかんよとか言われても

それもらってきて

検索かけてもらって

その検索書いてあるものに

添いながら自分で飲むか飲まへんか

っていうのを決めていって

もらったらいいんかな

っていう風に思います

まさかの「医師薬剤師指示無視」のススメ。

 

そもそも、根拠とされている「文献」は、医療従事者向けのものであり、

一般市民が自己判断に利用するためのものではありません。

 

繰り返します。

 

その「文献」は、

お薬を処方するお医者さん、調剤説明販売を行う薬剤師さんなど、専門家間の意見の相違が混乱を招くことを防ぐために医学的な判断材料の一助としてまとめられたものであり、

 

一般市民による「医師薬剤師の指示や注意書きを無視した自己責任での薬選び」を促すためのものではありません。

 

「文献」の最初に書いてあります。

「因果関係が立証された訳ではありません」

「安全と評価した医薬品で乳児に薬剤の影響がでる可能性は少なからず存在します」その逆も。

 

「だれがつかってもぜったいあんぜんなおくすりリスト」などではない。

医療従事者の利用を目的とし、フィードバックされる情報や指摘をもとに、完成度を高めていくものだと、明確に呈示されています。

 

一部を切り取って素人に渡して良い刃物ではない。

 

助産師さんが「授乳中にも薬を」と主張を伝えるべき相手は医師薬剤師製薬会社であって、授乳中のママさんではありません。

 

「禁授乳」「投与回避」「授乳中止」記載のある薬を、このママさんは飲んでも良いか。

その判断をするのは医師、薬剤師です。

 

なんのための国家資格なのか。

ひとの体を守るための資格です。

 

助産師資格で、薬の処方、調剤、説明、販売はできません。

 

消すほど問題がある動画だったのなら、何がいけなかったのか。

知らず情報を受け取ってしまった視聴者の誤った知識がただせるように、訂正情報を発信しないのか。


説明もなくただ消すのは、いったい何から逃げているのか。


ほんとにいけない発信だと反省してるなら、過去の発信もそのままにはできないんじゃないかなっていう風に思います。

 

視聴者のみなさん、お薬は医師薬剤師の指導のもと、用法、用量を守って正しく服用しましょう。

 

また当たり前のこといわすな。

っていう風に思います。