「スキーマ」とは、(知識の)枠組み。
によると、
3 スキーマなしでは学習できない。
暗黙の知識「スキーマ」。
認知科学に「スキーマ」ということばがある。最重要の概念である。スキーマとは、学習者が(というよりすべての人が)経験から導出した暗黙の知識である。先ほど述べた達人の「究極に洗練された生きた知識」はスキーマの一種である。
もちろん、達人ではなくても、スキーマはもっている。母語を使うために母語話者がもっている。母語を使うために母語話者がもっている知識、たとえば「てにをは」のような助詞を適切に使い分けたり、文脈によってアクセントの位置を無意識に変えたりできるのは、スキーマがあるからだ。
(第2章 大人たちの誤った認識 P43)
「最重要の概念」というだけあって今井先生は各著書の中で色んな表現で説明されています。
たとえば、
では、
私たちは普段、自分のスキーマのフィルターを通して世の中を見て、知識や情報を得ています。
(P042)
具体的な例として、
には、次の例が紹介されています。
2️⃣ 枠組みとしてのスキーマ
(前略)
「お母さんどこにいった?」
「さっき、スーパーに行ったよ」
という文を読むときこの2つの文を対応した会話文として読むだろう。また、スーパーとはスーパーマーケットのことであり、そこに行ったというのは、スーパーマーケットへ買い物に行ったのだとすぐにわかる。これはわれわれのもっている枠組み知識で文の解釈を補填しているからである。
外界を理解する枠組み、あるいは内的な知識を使用する枠組みを心理学ではスキーマ、人工知能研究ではフレーム、社会行動の研究ではスクリプトと呼ぶ。心理学では、事物や人物、情景に関する場合をスキーマ、出来事に関する場合をスクリプトと使い分けることもある。
いずれにしてもこのスキーマ。
私はまだよく理解していません。
これからも引き続き学び続けていくのですが、興味深い動画があったのでご紹介します。
今井むつみ先生の文章が教科書で紹介されています。
光村図書 小学校5年 国語 です。
音読支援動画とのことですが、小学校5年生に向けての文章ですから、「スキーマ」などの専門用語を使っていないので今井先生の伝えたい内容がわかりやすく表現されていると思います。
「言葉の意味が分かる」ことは、あなたが思う以上におく深いことです。なぜなら、言葉の意味には広がりがあるからです。このことを知っておくことは、言葉を学ぶときに役立ち、ふだん使っている言葉やものの見方を見直すことにもつながります。
そして言葉の意味に広がりがある。ということがどういうことなのか「コップ」の意味を教えるという例を挙げています。
また、「朝食にスープを食べました。」というアメリカ人の留学生が言った言葉を例に挙げ、英語の「食べる」という動作を表す「eat」。これを英語ではスープに対しても使うので日本語では「スープを飲む」と「飲む」という表現を使うのに英語表現では使う「eat」。つまり日本語では「食べる」という表現を使ったのですね。
これは日本語表現と英語表現が1対1ではない(使われる範囲が違う)ということ。
動画「言葉の意味が分かること」には以下の図が紹介されています。
では次が紹介されています。






