アップデート中国語を使った聴くことから学ぶ中国語講座のご紹介 | SC神戸中国語スクール 京都校

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8月24日に「中国語の発音」についてイベントを開催します。

今年のはじめから中国語の発音についての問題やらご要望などが多かったためですが、最近思うのは、「なぜ、多くの人が中国語の発音で悩むのだろう」ということです。

 

もちろん中国語の発音は日本語のものとは違うので、日本語が母語である人にとっては難しい。

でも、「意味が通じる発音」なら適切な指導というか説明を受ければそんなに難しいことではないはず。

 

また、2000年頃、家族で上海に駐在し、家内が中国語を習いたいということで、教えたのですが、その時の方法は、夫婦間で教えるというのは気恥ずかしいので、

 

 

を入手し、家内に渡し、家内にはただひたすら付属のCDを聴くように伝えました。

家内は素直に一日中、家事をしながら聴いていました。

一週間に一度ぐらい「ねぇねぇ、この中国語どう?」と私に向かって中国語を発音するのですが、一週間ごとに上達していくのがわかりました。

この方法は、一般的な中国語の学び方ではありません。

ホワイトボードで説明することなく、ただひたすら中国語を聴き、それを自分で使うということをしてもらいました。

上海にいるということもあるでしょうし、家内は音感が鋭いということもあるでしょうが、発音についてはわずかにコツのようなものを説明するだけで日本語らしくない発音を身に付けることができました。

 

でも、多くの方を見ていると、独学にしてもスクールに通うにしても、ホワイトボードや図などを駆使して説明してもらい学んでいるので、理論的には理解していると思うのですが、発音になると日本語離れすることができない。

 

こんなときふと思ったのは「脳の記憶はイメージ」だということです。

 

例えば、駅までの道順を教えてもらう。

 

この前の道を北へ向かって真っ直ぐに行き、3つ目の交差点を右へ曲がり、郵便局を左に曲がったところ。

 

これを文字で理解すると覚えにくいけれど、イメージで場面を浮かべると覚えやすい。

 

また、もう一つは、教授法です。

 

今の日本の教授法は「知識を詰め込む」やり方です。

中国語でも四声なら図を示して説明します。

第1声はこんなふうになっている。

と説明し、それを覚えてもらい、自分でも発音し、そして聴き取ることを練習します。

 

でも、これって、クイズの答えを先に聴いているようなもので面白くないのではありませんか?

 

もし、例えば中国語の四声なら、色んな中国語を聴いてもらい、さて、この中国語のイントネーションにはどんな法則があるでしょう?

という問題を出し、中国語には四声があり、それはどのようなものか。を自分で考え出すようにすると詰め込み式より楽しいのではないでしょうか?

 

こんな事を考えて思ったのが、「聴くことから学ぶ中国語」です。

テキストは、

 

 

を使わせていただいています。

と言っても、私がご提供するのは次のような音声のみです。

 

 

この音声をできるだけ聴いていただく。

そしてテキストを購入していただき、「まず、聴くことが先」で学習していただく。

そうすることで「文字や図という視覚情報」に惑わされることなく、聴くことからイメージを作り、中国語を学んでいくと、発音も日本語に影響されることはないのではないかと思ったのです。

 

このテキストは16課まであるのですが、今日、12課までアップしました。

 

テキストの内容は初心者向けですが、発音に悩んでおられる方が、中国語の発音を一から、耳から作ることもできるのではないかと考えています。

 

各音声は15分程度にしています。

 

完成度の低いものですが、もしよければお試し下さい。