相手の身になって考えること | SC神戸中国語スクール 京都校

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今、アドラー心理学の基本に戻って;

 

『個人心理学講義』(アルフレッド・アドラー著、岸見一郎訳)を読んでいます。

 

 

アドラー心理学入門の決定版!

ウィーンからニューヨークへと活動の拠点を移したアドラーが初めて英語で出版したアドdラー倫理学全体を俯瞰できる重要著作。

 

とのことでもともとは英語なのですが、ほぼ、8割ほど読み進んだところで次の文に出会いました。

 

一般に、仕事で成功するかどうかは、社会適応のいかんにかかっているということができる。
隣人や顧客の要求を理解し、彼〔女〕らの目で見て、彼〔女〕らの耳で聞き、彼〔女〕らが感じるように感じることは、仕事において大変有利なことである。

P129

 

そして、この本の中国語版(繁体字版)を入手していてそれを比較してみました。

我們現在大概可以如此下定論:工作上的成就取決于社會適應能力的高低。能理解同事與客戶的需求,用他們的眼睛去看,用他們的耳朵去聽,用他們的感官去感受,在企業裏將會是極大的優勢。

P193

 

我们现在大概可以如此下定论:工作上的成就取决于社会适应能力的高低。能理解同事与客户的需求,用他们的眼睛去看,用他们的耳朵去听,用他们的感官去感受,在企业里将会是极大的优势。

 

感官:感觉器官。

 

これはアドラー心理学を表す言葉としてよく次が紹介されますがこのことですね。

 

『相手の目で見て、相手の耳で聞き、相手の心で感じること』

 

日本語では一般的に;

 

「相手の身になって考えること」

 

と表現されるのではないでしょうか?

 

これって、思えば、中国語を学び始めてからずっと追い続けていた言葉です。

 

「思いやり」

 

は、“体贴心”。

 

少し前から香港で見かけるようになってきました。

そして、今は、次の言葉もあります。

 

“换位思考”

 

换位思考 (社会学名称)
换位思考,是设身处地为他人着想,即想人所想,理解至上的一种处理人际关系的思考方式。人与人之间要互相理解,信任,并且要学会换位思考,这是人与人之间交往的基础:互相宽容、理解,多去站在别人的角度上思考。

 

相手の身になって考えることができれば、仕事だけでなく、この世のすべてがうまくいく。そんな気がする今日このごろです。