”いい加減は良い加減” | SC神戸中国語スクール 京都校

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今、ある工場で中国語の通訳をしています。

安徽省合肥にある工場から5ヶ月の研修のために来日しています。

 

一年ほど前は別の工場で、福建省のアモイからの研修生の通訳をしていましたが、この時の研修生に比べ、彼らの話す普通話がわかりにくいのです。

 

もっとも、アモイからの研修生は普通話のテストを受けていたりしてますし、出身地も中国各地から来ていましたので、今回の合肥、それも市内ではない研修生たちはかなり方言の影響があり、聴き取りにくい中国語です。

 

この中で、そして工場で騒音の中で通訳をしているのですが、やっぱり思うのが「8割で良し」ということです。

 

一字一句を確認していてはとても現場での通訳はできません。

8割聴き取って、後は話者の思いを汲み取るぐらいに思っていないと通訳はできないと思う毎日です。

 

そして、「8割しかわからない」と思うか「8割もわかるのだからもう大丈夫」と思うかで通訳ができるかどうかの分かれ目だとも思うのです。

 

これは通訳に限らず、中国語会話でもそうだし、リスニングのテストでもそうだと思うのです。

 

日本人は自分に厳しい人が多く、自分を許せない人が多いようですが、アドラー流では「今の自分をそのまま認めること」が大切なようです。

 

そして、

 

「いい加減は良い加減」

 

“马马虎虎”

 

とちゃんとしないいい加減は問題でしょうが、完ぺきを目指さず、欠点のある自分、100%聴き取れない自分を責めず認めて、肩の力を抜くのがいい。

 

そんな気がする今日このごろです。