- 『「清富」の思想』この徳を磨け、人生に必ず勝利あり!
“清富思想:修德则必胜”
第一章 自己を研ぎ上げ「志」を完遂する
第一章 磨砺自身,成就“大志”
第二節 「しょせん無理だ」を真っ向から否定した“本物の男”
第二节 中村天风:“真正男子汉”正面否定“终归不可能”
からです。
天風師は死病を克服し、帰国して実業界で活躍されますが、まもなくしてそのすべてを捨て、わらじ履きで大道に立ち講話を始めたといいます。
その教えはインドで体得したものですが、それは、
「人の喜びをわが心の喜びとせよ」 - “ 要 把 他人 的 喜悦 作为 自己 心灵 的 喜悦 ”
“ Yào bǎ tārén de xǐyuè zuòwéi zìjǐ xīnlíng de xǐyuè ”
さらに詳しく言うと、
「人の喜びをわが心の喜びとすること。そうすれば自分の心は常に清く正しく美しく尊い。そういう心で暮らせば、健康を保つことができ、仕事も必ずスムーズに運ぶのだ」- “ 要 把 他人 的 喜悦 作为 自己 心灵 的 喜悦 。 一个人 若 能 这样 做 , 自己 的 心 便 总是 清正 、 美好 且 尊贵 的 。 一个人 若 以 这种 心境 度日 , 则 能 保住 身体 健康 , 事业 也 肯定 会 顺畅 发展 。 ”
“ Yào bǎ tārén de xǐyuè zuòwéi zìjǐ xīnlíng de xǐyuè . Yígerén ruò néng zhèyàng zuò , zìjǐ de xīn biàn zǒngshì qīngzhèng 、 měihǎo qiě zūnguì de . yígerén ruò yǐ zhèzhǒng xīnjìng dùrì , zé néng bǎozhù shēntǐ jiànkāng , shìyè yě kěndìng huì shùnchàng fāzhǎn . ”
だったといいます。
人の心には偉大なる力がある。
それは思うことを現実化すること。
でも、人間は欲望の多い存在。
そんな心をコントロールして善き方向に導く方法がこの「人の喜びをわが心の喜びとする」ことなのでしょう。
思えば私の人生。特に今の人生は、自分自身が望んだ結果だと思います。
それは「幸せになってはいけない」というものでした。
なぜ「幸せになってはいけない」のか。
それは離婚したからです。
特に手放してしまった子どもたちのことを思うと、自分を責め、こんな自分は幸せになってはいけないと思い込んでいました。
中国に単身でいる時、夜、お酒を飲みながら、泣きながら後悔し、そして思い込んだのです。
心の力というものはものすごいものです。
しっかりとこの想いを実現してくれています。
でも、中村天風師の言葉に触れて、やっとわかったのです。
何事も自分の思う通りになると。
この思いは、心の中の奥深く、普段は意識していないところで思い続けていたようです。
そして今、心のコントロールの仕方を知りました。
想いをうまくコントロールすれば、健康も幸せも簡単に手に入る。
そのコントロールのコツが、
「人の喜びをわが心の喜びとする」
だと思いますが、そんな表現の中国語で注目するのは“把”です。
“把”
は文法書では“介词”に分類されています。
※介詞とは;
介詞は、名詞(句)や代詞を目的語として伴い、介詞句を構成し、場所・方向・時間・対象・目的などの意味を表す虚詞(文法的機能語)である。
文中では介詞句全体で連用修飾語となり動詞句を修飾するのが最も主要な用法である。
とあるのですが、会話で使用するときのことを考えると、私はやはり「動詞」だととらえた方がいいように思います。
“把”
は日本語では「把握」の「把」。
「にぎる」という意味です。
たとえば、次の日本語。
「荷物を前に置いてください。」
動詞は「置く」、中国語では“放”、そして「~してください」とお願いするので“请”を使用。
動作をイメージすると、
まず、「荷物を持つ」。
次にその荷物を「前に移動させて置く」のですが、中国語的には「置く」のだけれどその結果どういう状態になったかというと前に存在する状態となった。
ということで、- 请 你 把 行李 放 在 前边 。
Qǐng nǐ bǎ xíngli fàng zài qiánbiān .
普通に「荷物を持つ」なら“拿 行李”でしょうが、“把”のポイントはケンカをして振り上げた手を下ろすの「振り上げる」状態です。
そのままではどうしようもなく必ず「下ろす」という結果が必要です。
请 你 把 行李
で、荷物を持つ。そしてどうなるのかを期待させる。
请 你 把 行李 放
どうなるかというと「置く」でも置いた結果どうなるかを期待させ、- 请 你 把 行李 放 在 前边 。
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“在”。つまり「存在する」。どこに?前。
そういうイメージで中国語を操るといいと思います。
「清富」の思想―この「徳」を磨け、人生に必ず勝利あり!/三笠書房
