「伝える」気持ち | SC神戸中国語スクール 京都校

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今、職業訓練で、人前でスピーチをしています。
いろんな方のスピーチを聞いていて思うのが、

「原稿のある通訳はやりにくい」

ということ。

通訳をしていて、スピーチの通訳をすることがあります。
その時に、その場で通訳するのと、前もって原稿を渡されていて、当日は原稿に基づいてスピーチされそれを通訳するのとどちらがやりやすいと思いますか?

多くの方が事前に原稿をもらっていた方が事前準備もできて通訳やりやすいと思われると思います。でも、実際は、原稿を事前にもらっていた方が格段に通訳やりづらいのです。

これは、通訳というものが瞬間のひらめきのようなものを活用するものだからかもしれませんし、極度に集中することで勢いに乗って通訳することができるからかもしれませんがとにかく原稿をいただいていると細かな表現にひっかかった、即時通訳するのはやりにくいのです。

もっとも、事前にいただいた原稿を事前に翻訳し、当日はそれを読み上げるのならこれは通訳ではなく翻訳なので話は別です。

そして、原稿がある場合、スピーチする人が書いたものを見ながら(読みながら)のスピーチを通訳するのも同じように非常にやりづらいものになります。

今、訓練ということでスピーチをしていますが、きっちりとスピーチをしようということで要点などを書いて、それを見ながらスピーチされると、何を伝えたいのかをつかむのが難しくなります。

原稿がある場合とない場合。
原稿があっても意味が伝わりやすいスピーチとそうでないスピーチ。

これと、中国検定試験のリスニング試験のことを考え合わせて思うのが、話というものは「伝える」という気持ちがとても大切なのではないかということ。

ただ原稿を読み上げてスピーチしたり、セリフを読み上げたりするものの意味をつかむのは話し手に「伝える」という気持ちがあまりなく、結果、聞き手が話し手の意味をつかむのは難しくなっているのではないでしょうか?

「伝える」という気持ち。

話が「気持ち」という目に見えないものだけにわかりにくいのですが、そんなことをふと思う、今日このごろです。

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