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- 相手が悪いと思う中国人 相手に悪いと思う日本人 (WAC BUNKO)/ワック
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日本人と中国人の違いについて色んな角度から分析していますが、中国語という角度から見て、興味深かったのはここです。
漢字は結局、中国ではコミュニケーションの手段であるよりも、最初から命令の手段でした。
漢字で命令を下すんです。どうして、秦の始皇帝が漢字を統一したかというと、人と人の間―民衆の間のコミュニケーションを図るためじゃないんです。
要するに、彼の命令を文字というものを通じて全国に行き渡らせるために、文字を統一したんです。
コミュニケーションの手段であるよりも命令の手段。
命令が確実に伝わるように文字を統一した。
そういえば、中国語の会話の中でも日本語のイメージでは偉そうに命令する表現が多用されています。
でも、ここが日本と中国の違い。
命令文だと失礼だと感じる日本人。意味をシンプルな形で伝える中国人。
こんなことを意識すると中国語を使う時にも気持ちが楽になるかも知れないと思いました。
また、簡体字については次のような記載があります。
ある時、北京で日本語がペラペラの共産党の老幹部と宴席で会ったので、何かあたり障りがない話題をと思って、「日本も中国も漢字の簡略字を多くつくっていますが、両国の相互理解のために、互いにバラバラにつくるよりも話し合って統一したほうがよいのではないですか」と話したところ、「いやいや、人民が解放(共産革命)前の有害な文書を読めないようにするために簡体字をつくりました」と言いました。
真偽の程はわかりませんが、これも興味深い話です。
外国語を学ぶのはその国の文化を学ぶこと。
そして書かれたものの行間を読むように、言葉の後ろにある目に見えないものに目を向けると色々面白いですよね。