今日、なにやら面白い迷惑メールが届いた。

 

「藤崎詩織です、伝説の樹の下で待っています」

 

 だって(笑)

ということで、今日はときめきメモリアルシリーズについて思うところを書いていこうと思うよ。

 

 

 ときめきメモリアルシリーズといえば恋愛ゲームというイメージをお持ちの方が多いかと思います。けれど、私の見解では恋愛要素はいわばオマケで、本質的には高校生活シミュレーターと思っています。その上で、理想の高校生活を過ごす上で、進みたい進路に則した女性に応援され恋愛をすることになる、そのようなゲームかと思っています。

 だから、恋愛を主軸においてプレイすると残念ながら誰とも結ばれないエンディングを迎えることもしばしば起こり得ります。何故なら、デートをメインで遊ぶとパラメータが足りなくなりやすいからです。1人の女の子に的を絞ってデートに勤しむと、爆弾というシステムがもとで他の子のヤキモチを火消することに休日を消費しがちになります。そうすると、本来休日中心に行う体調やストレスのパラメータを回復できず、病気やノイローゼ発症で休憩に日々を費やすことになります。更に、休みコマンドを多めに消化することで他の勉強や運動といった恋愛成就に必要なパラメータが徐々に下がっていき攻略したいキャラクターの参照基準値を満たすことができなくなり、結果誰とも結ばれないエンディングを迎えることが多くなるということです。

 現実と同じで、ガツガツしてる恋愛脳の男は何の取り柄も磨くことなく、進みたい生き方を生きる力を養うことができず、結果的に女性に見向きもされなくなってしまう。そんな感じのシビアさを持った難易度設計のゲーム、これがときめきメモリアルシリーズの本質です。

 

 攻略で重要になってくるのは、いうなれば自身の理想の高校生活を送り自身を希望する進路に見合うパラメータに育て上げながら合間合間で意中の女性とデートして、好感度以外にも参照パラメータを基準値に近づけながら高校生活のイベントをエンジョイするといったことだったりします。

 まあ、4のあるキャラクターはデート可能になった後は、どのようにプレイしてもその子と結ばれるルート以外に進むのは不可能に近いような、いわゆる逃げられない状態に陥れられます(笑)

 それでも、その運命に抗い他の子と結ばれるルートに向かって成し遂げる自由もまた許されています。ただ、それは超絶高難易度のイバラの道でゲームの進め方を知り尽くしていないと到底なしえない、まさに偉業と呼べるほどのやり込み要素だったりします。

 詰まるところ、シリーズでは高校生活を満喫し楽しみ尽くす意思のない腑抜けには素晴らしいエンディングを与えない、そんな厳しさがあるのです。そこがこのシリーズの魅力であり、結ばれる意中のヒロインの魅力をも高める素晴らしいところなんです。

 

 冒頭、迷惑メールに名前が出てきた藤崎詩織というのは、初代ときめきメモリアルでその攻略難易度からラスボスと呼ばれるほどの伝説となったキャラクターで、恋愛ゲーム界隈に触れたことがあれば誰しも知っているほど有名です。

 名言(迷言?)も多く、数多くのプレイヤーを虜にしてきた愛されるキャラクターです。

 

 

 ということで、日付の変更が近い。今日はこのぐらいにします。またこのシリーズに触れることもこの先あるかもしれない。そのぐらい思い入れのあるシリーズです。

 

 明日もいい日でありますように。