息子も妻も眠っていたので、ここぞとばかりにスマホの『ワンタップミステリー』ってアプリを遊んでいたらすっかり夜も更けてきたので、今日も張り切って書いていくよ♪いや普通に面白くてついやってしまっていました(笑)

 広告多くてミスタップしたり連続で正解続けると広告でまとまった時間取られちゃうけど、なんかついつい次々謎解きしちゃう中毒性あったんよね。

 

 今日は前々回だかで語った牙琉響也が本エピソードで味方がいなかった件、それについて深掘ろうかなと思うよ。前回はもはや当然のように断わりを入れずにネタバレしていたけど、普通は断りを入れるべきでしたね(笑)

 次の行からもう何の配慮もなくネタバレ入るので嫌な人はご注意を。

 彼が真実を追求し事件の全容を明らかにすることを目的に法廷に立つのを信条としているのと裏腹に、真犯人・眉月大庵含めステージ側にいた関係者は皆現場で捜査攪乱をしてみたり、法廷での証言で重要な事実を伏せたまま審理を進めようとしたり割とやりたい放題彼の信条を踏みにじっています。

 大庵に関しては真犯人なので真相がわかってしまったらおしまいなので仕方ないところはあるにせよ、ラミロアもマキもステージ演出の機密だったりプロデュース上のイメージだったりを理由に必要以上に事実関係の確認をさせなかったのはいただけない。

 王泥喜くんが癖を見破り偽った証言を強引に修正させ事実を引きずり出さなければ前提条件が狂ったまま審理が進んでしまうところだったのだから、当然その責任は軽くない。

 

 

 牙琉響也がお人よしで仲間を疑わない性格なのは一見すると美点なんだけど、こと本エピソードではその辺りのことに大庵に付け入られており、ラミロアやマキもその性格を利用して牙琉が既に知っている事も知らないことも含め都合の悪い事実を伏せることを前提に証言しはじめ結果的に正確な判決を遠ざからせ、王泥喜くんにも要らぬ負担をかけてしまっている。

 つまり、本エピソードで牙琉響也と共にステージに立った者たちはすべからく牙琉響也をナメていました。だから、大庵はボルジニアの繭の密輸経路を牙琉のギターに仕込むという形で行ったし、相棒を疑わない性格だから鍵を関係者が持ち出したではなく自分で失くしたと考えると読まれてしまった。ラミロアにはマキをプロデュースイメージ含めて無傷で救うのにこの男の身内への甘さは付け込めると判断され、正確でない証言も交えれば王泥喜くん相手で守り切れるか不安定な判決を引き延ばす流れを作ってもらえるだろうと目論まれた。

 

 

 この辺の意味するところは実は結構重たい。最終の4話にも関係するんだけど、身内を疑わないことを兄・霧人に利用される予定だったし、別の形で利用され他人の人生を狂わせたいわば彼の弱点ともいえる。

 ナメられるのは何故か。それは音楽活動を片手間にやっているから、それが私の中の結論です。牙琉響也がいくら優秀だったとて、一点集中で自身の道に邁進していない半端さが隙を生んだ、そういうことだと解釈しています。本作では語られない設定だけど次回作の5では今作のことが相当堪えたのかバンドは解散し検事の職務に専念しています。

 

 

 ということで今日はこのぐらいで。本エピソードの投稿はあと1回で終わる予定。次回投稿の火曜日には大庵について触れておこうかなと思っています。

 それでは、明日もいい日でありますように。