今日も今日とて書いていきますよ。今日は逆転裁判4 2話のネタバレレビュー続きです。前回あんなにいい話風に締めたのにまだ2話やるのって?やりますよ(笑)

 今日の内容は北木常勝組長と北木小梅夫人が何故滝田の手術代はきれいなお金にこだわったのか、これについて思うところを書いていくよ。のっけからネタバレ全開で我ながら絶好調ですな(^▽^)/

 

 さて結論から言うと、自分の組をひいきにして犯罪まがいの割引を行った医師・宇狩が放り投げた厄介な手術を善意で行ってくれるという人物に対して、犯罪まがいの方法で集めたお金で支払うのは誠意にかけると判断したから…なんだけど手術を引き受ける側として必要な費用さえ貰えれば綺麗も汚いもないと思う。あくまでも、北木常勝と小梅のこだわりに過ぎない。ただ、同時に医者側が暴力団相手だからと法外な値段を吹っ掛けたような描写もないため、その差別・偏見・悪意を持たない対応はそのこだわりを持つには十分な理由ともいえる。

 

 さて、作中描写から特別難解な理由でもないんだけど何故これをわざわざ取り上げたのかというと、1話のレビューからずっと言ってる主人公交代の意味を補強するため、その内容の1つだから。

 主人公交代の理由は散々語ってきたけど、『真っ白ではないけど黒くないなら心を賭して救う』の表現のために行われた。だから熱血系で情に厚いキャラクター造形になった王泥喜くんですが、それを強調するために登場キャラクターのほとんどが第一印象や事前情報のたぐいと逆転するように造形されています。

 本エピソードでいえば…

 

北木滝太  … 命知らずで無鉄砲でワルに憧れ殺しても死ななそうだが、実は死の危機に瀕している

並奈美波  … 気弱っぽい印象とゆるふわなファッションに反して、実際は強か過ぎるほど強かで気も強く性悪

北木常勝  … 分厚い眉毛とドスの利いたいかにも極道な見た目に反し、かわいい目と優しい性格

矢田吹麦面 … やや愚痴っぽくいかにもラーメン職人風の面倒そうなおじさんと見せかけて、医師免許を持っている

 

 といった具合。

 きれいなお金、人に感謝され喜びの対価として支払われたお金。それを必要としそうにない極道の一家がそれを必要としているという逆転現象。北木常勝、小梅が我が子を本当に大事に思うと同時に本当は極道という生き方を望んでいないということに関して、王泥喜くんが背中を押すに相応しい精神性のキャラクターになっている。

 

 なんかうまくまとまらなんだ(笑)

まあ、ともかく王泥喜くんが主人公だからこのような描かれ方をしたということが上手いこと言いたかったけど失敗しましたね…というわけで、明日もいい日でありますように。