息子が寝静まったので書こうかなと(笑)

 

なるほどくんに浦伏を殴る動機がなかったことに対する深堀り。やっていきます。

 

 検察側の主張はこう。7年間ポイント制ポーカー対決で無敗だったなるほどくんが浦伏に負けた腹いせにぶどうジュースの瓶で殴って殺害した。

 ここで思うこと…7年無敗だったことにまず疑問を持つべきだと思う。なぜ無敗だったのかに関して疑問を持てさえすれば、なるほどくんが負けたということ自体がそもそも怪しい、そこに気が付くはず。実際、現場写真からなるほどくんの勝利だったことも判明してしまいます。じゃあなぜ負けた腹いせに瓶で殴ったと検察側は主張したのか。

 それは、7年という長い間イカサマを行っていたと判断したから。…おわかりいけただろうか?なんで7年も無敗だったのかちゃんとわかってます。検察は。

 じゃあ何故無敗がこのタイミングで破られたのか。ここを検察側は説明できていない。だから当然今回もイカサマは行われなるほどくんは勝利する、そう考えるのが自然。都合よく浦伏がイカサマを突破して勝てる道筋は同じく浦伏側もイカサマを仕掛ける、またはイカサマの現行犯を抑えるその2パターンに限られる。

 …ここまででわかることは、なるほどくんは一貫して被害者になりうる条件しか持っていません。

 

浦伏側もイカサマを仕掛けたパターン

→負けたなるほどくんは馬鹿な!とは思うかもしれませんが、勝ち続ける自分を満たすために相手に危害を加えて負けをなかったことにするほど怒り狂うということは考えにくいです。勝ちにこだわるならそれよりも相手のイカサマを指摘する方向性で勝ちに行くのが自然です。もっと言うとイカサマで勝った側がそれを隠ぺいするためになるほどくんを殺す方がまだ自然です。

 

イカサマの現行犯を抑えられ敗北するパターン

→イカサマがバレたことで対戦者からの怒りを買って殺されることはあっても、勝ち続ける自分を満たすために相手に危害を加えて負けをなかったことにするほど怒り狂うということはイカサマを仕掛けた側がとる行動としては今一歩考えづらい。そもそも勝ちにこだわるならば見破られないための安全策を過剰なほど張り巡らせて現行犯を抑えさせない、これが最も自然です。

 

 ここまで述べた通り、つまるところなるほどくんに殺害動機はありません。なのになぜ検察側は調査不足を認めず被告人の犯行である主張を取り下げなかったのか。それは話の都合…ではなく(ちょっと嘘w)実際には浦伏に瓶で殴られ気絶した逆井雅香が証人だったからと考えられます。

 『被害者の浦伏がイカサマを仕込んだのだから負けたのは成歩堂』そう先入観を持って裁判に臨んでいるので、勝ったのはなるほどくんであり逆井雅香のイカサマは機能しなかったという事実を考えもしなかった。

 亜内検事は現場写真を見てチップの枚数を勘違いし負けたのはなるほどくんであると勘違いしました。それもそのはずで、おそらくというかほぼ確実に、逆井雅香がディーラーのイカサマサカイだと知った上で証人として召喚し証言させているからです。

 ただ、ポーカーの勝ち負けが逆転してなるほどくんに動機がない事実が判明した後でも、イカサマサカイが被害者に加担しているという事実が変わらなければ、不正に腹を立てたと言い張ることはできる、そう判断したため主張を通し続けたということだと思います。

 作中のセリフではっきりと明言されていない内容が多めになりましたが、動機不十分でも被告人を引き続きなるほどくんに定めて話が進行した不自然にはおそらくこういった背景があったと考えられます。

 …話の都合とするのが一番平和かもですが(笑)

 

 明日は宴会でお休みする、だから日をまたぎました(厳密にいえば今日なのでサボったのは昨日w)。

読み手がいるのか果たして…というところだけど、次回は王泥喜くんと牙琉霧人について考察交えながら感想多めに書いていこうと思う。