宮島のお土産物屋さん

やまむら商店

店主の山村ゆう子です。



Facebookと同じ内容ですが

こちらにも。




八代目大鳥居は保存修理が始まり2年が経過しました。


カゴの中の鳥居


でも建てた時は着工から9ヶ月で完成!したから、新しく建て替えた方が早いかもしれないです。




と言っても、七代目が台風の被害にあってから八代目の工事着工まで24年も!かかっているんですね。



ザックリ理由は3つ



①建て替えの許可が藩からなかなか降りなかった。加えて幕末の混乱も長引く原因に。



②資金調達にも時間がかかった(もちろん多くの地域住民からの寄附もあったのですが)




③主柱の楠を探すのにも時間がかかった



大鳥居の西側の柱は香川の豊浜八幡神社さまからご寄進頂いたそうです。

(ちなみに東側は宮崎県の楠)



主柱の木を探し初めてから調達まで11年かかったそうです。



それなりの樹齢の木って御神木となっていそうで、おいそれと切れないですよね。

本当に有難いことです。




上手く撮れた!(^^)

今しかみれないと思うと少しは愛着もでる。




八代目大鳥居は何度も修理の手を入れながら(昭和にも大規模修理しました)146年経ちました。




将来9代目が建つことも夢見ながら、今の大鳥居を大事にしていきたいですね。



修理完了時期は、嚴島神社HPでは未定となっています。




※大鳥居の歴史は県立広島大学の秋山先生の講義を元に書きました。




もう少し講義内容を詳しくまとめたものが過去記事にあるので、興味ある方はこちらもご覧ください。




大鳥居の話②主柱の楠