元記事
記事の中身には異論もあると思うが、
概ねは正しいかな。
ただ、
正直にいえば「破綻」よりも「不景気」の方が、
市民的には避けたいことだろう。
不景気は不平等だけれども、
「破綻」はとりあえず平等にやってくる。
あと、
今の現役世代は本当の意味での「不景気」を知らない。
氷河期世代にしても、
冷たい言い方かもしれないが、
昭和の不景気で陥った貧困とは質が違う。
そして、
仮にこれから起こる不景気とは、
昭和型の不景気だ。
都内に貧民窟が再誕するような不景気だ。
表現をかえれば、
ソ連が崩壊しロシアが誕生するまでに起こったような不景気だ。
しばらく前に、
政府がに拠点生活の進め、みたいなことを言い出したが、
まさにあれこそ、
ソ連崩壊の過程の貧困が生み出した産物だ。
崩壊期において、
国は市民の食糧などをどうにもできないので、
自給してくれ、というのが二拠点生活の始まりだった。
政府の政策をきいた時、
いよいよ日本の国家社会主義的時代は終わりに近づいてるな、と思ったよ。
でもね、
この結末を導いたのは戦後の若者が歴史に学ばなかったから、
教育がなかったからだ。
無教養な彼らは現実を検証せずに、
北朝鮮やソ連、中国を崇拝した。
そんな彼らの支持を得るために、
保守である自民党は「左派」の主張する政策を丸呑みして行った。
結果として、
ばら撒きが始まった。
もちろん、
ばら撒いたお金以上の赤字が積み上がっている。
あれだけ経済成長したようにみえて、
投資額と同等の隠れた赤字が積み上がっているのが今の日本だ。
今、
財務省が悪い、という人たちがいるが、
財務省がなければ、
とうの昔に日本は破綻していたよ。
その方がよかった、という人たちもいると思う。
確かに、
安倍内閣の時、
預金封鎖、新紙幣への切り替え、財産税、みたいな話はあったけれども、
立ち消えになった。
今後、
日本が成長軌道に乗るとすれば、
政府の力や既得権益を持つ人々の力が弱体化した時だろう。
いつの時代の、民の力は強いんだからね。
個人的に好きな記録では、
預金封鎖された時代、
現物をもっている人たちの取引がとても活発でよかった、と永井荷風が書いていることだ。
紙幣という国の縛りがなくなれば、
それだけ民は活性化するんだよね。
