元記事
本当に気の毒だと思う。
欧米のお金持ちや王族であれば、
チームとしての学力が評価されるので、
こんなことで批判されたり悩まされたりすることはない。
「先ごろSNS上では、東大に問い質したという人物が現れて、“東大の推薦入試では、受験生が提出する論文は共同執筆の形でもよいとの回答を得た”と投稿。これが事実なら“金持ちの子弟が高名な専門家を雇い共著論文を執筆してもらえば合格できてしまう”などと指摘し、物議を醸しています」
これね、
要するに高校野球を目標にするのか、
大リーグで活躍するのを目的にするのかぐらいに話が噛み合っていない。
個々人の能力で評価するのなら、
日本の大学入試(昔式のね)はとても平等ですぐれていると思うけれども、
社会人として世界で成功するとか評価されるという点では、
欧米式のチーム方式の方が優れていると思う。
欧米人の学生が向こうでお金や親の人脈などを駆使して作り上げる世界は、
日本の学生が個人で太刀打ちできるものではない。
日本はもっと社会人になった成果をあげられる学生を集めることに血眼とになった方がいい。
その点では東大に皇族が入るのは悪いことではない。
ただ、
東大という臣下の中から官僚を育成するというのが根本的な目的である施設に、
皇族が入るのは違和感がある。
どちらかというと、
最初から海外の大学に留学してはどうだろうか?
また、
過去の明治、大正、昭和の三帝陛下に学ぶのであれば、
下女の給与まで知悉していた明治帝に学ぶべきだと思う。
明治帝の治世が本質は、
上は元老、下は様々な協力者がいたことで、
日本の隅々まで情報が天聴に達していたからだと思う。
それが大正、昭和と代がかわるこどに裸の王様化してしまったことが、
日本の君主制の悲劇だったと思う。
このままいけば、
いずれ皇太子となられる方においては、
自らの耳目、手足になれる集団を作り上げるのは、
今からの十年間での仕事だと思うが、
どうなのだろうか。