元記事 

 

 

まぁ、国立大学自体が国の官僚を育成する組織なので、

国の政策に左右されるのは仕方がない気はするが、

この記事にあるように、

「「値上げは世帯所得にゆとりがある家庭の子どもだけが進学できる状態を、より固定化する方向に作用するでしょう。また、東京大学は女子学生の比率が2割と低いことが指摘されています。2割の内訳は多くが首都圏の高校出身者で、その中でさらにマイノリティーとして存在しているのが、地方出身の女子学生です。」

というのは現実だと思う。

 

これを多数派の裕福な家庭で育ったことを「特権」だと認識しない東大生集団にとっては、

彼らの「特権」をより強固にし、

東大を自分たちの私的な大学として死守しようする姿は、

生物としては当然の行動なのだろう。

 

ただ近代の「理性」や、

宗教、哲学が数千年をかけて一般常識化にまでやっとだりついた「人間性」に基づいて考えれば、

あまりにも「獣的」だ。

 

露骨にすぎることと、

結局は数世代の延命にはなっても、

それ以上は彼ら自身の能力低下で国や社会自体が崩壊する。

 

勿論、

どの崩壊過程にある社会でも、

富裕層というものは存在し、

その中に入ることを当然と考える彼らにとっては、

それは変化であって「劣化」とは考えられない。

 

それは明治維新から始まり、

大正期の皇族、華族、政治家の道徳的、性的醜聞をみれば理解できる通りだ。

 

東大に関しては、

所得標準値以下は無料というか、

自動的に返済義務のない支援金の支給をし、

世帯年収が1000万を超えている学生は、

学費を現在の3倍にすればいい。

 

他の私学との平等を考えれば、

このくいが妥当ではと思う。

 

まぁ、

富裕層が安く通える学校とかした東大には、

そうした自己決定や改革は無理だと思うが。