元記事 

 

 

FRBは中央銀行ではない。

 

アメリカでは第一、第二合衆国銀行以降、

日銀のような組織はない。

 

 

 

 

FRBの独立性というよりも、

FRBが連邦政府の権利を制限しているという方が正しいと思う。

 

あと、

だからこそ、こんな話が昔から出てくる。

 

 

 

中央銀行の責務は、

常に支出拡大の圧力をうける議会と、

その議会の圧力に抗することのできない政府に対して、

適切な自国通貨の価値を維持するための諸政策を実行することだ。

 

国は常に破綻へと進む。

 

それは国民が常に国に対して支援を要求するからだ。

 

払った税以上の見返りを受けようと必死になる投票者たちの圧力を、

それが民主制であろと独裁制であろうと、

抵抗することはできない。

 

国家は常には定期的に財政破綻する運命にある。

 

逆に、

通貨の価値さえ維持できるのであれば、

早期の破綻さえ望ましい。

 

また、

通貨価値の下落がインフレを起こさないのであれば、

破綻状態の継続さえ国家を脅かさない。

 

問題なのは、

インフレによって国が給与や民間部門に対する支払いができなくなることだらだ。

 

フランス革命、

ナチスドイツの台頭、

江戸幕府の財政破綻に伴う参勤交代など廃止による権威低下による明治維新、

それらが起こった原因は公的部門の支払い継続的に遅延し始めたことで起こった事態だ。

 

ただ、

今の「円」は数年で価値が実質的な価値が半減、

いや、

1/3になりそうな勢いだ。

 

内需の勢いがないから、

福祉や公的支援が充実していて、

内需と為替相場との影響が少ないといいながらも、

果たして、

外国の金融機関はこの状態に対して、

「円」売り、

「日本国債」売りをしかけて大儲けを企まないだろうか?

 

あと、

今回の日銀の介入で、

どこがどれほど儲かったかについて、

是非、

報道してほしい。

 

それがないと片手落ちというか、

全く意味のない記事になってしまう。

 

トランプ氏が中央銀行に介入というのとは関係の話になってしまったが、

普通の民間人の感覚でいえば、

通貨発行益をFRBとその仲間達に与え続ける状態は、

共和性の精神に反すると考えた方が理屈は通る。

 

大統領府にも発行権はあるが、

行使した大統領は皆、

暗殺されている。

 

21世紀、

最初の1/4で主要国の指導者が立て続けに暗殺で倒れないことを祈るばかりだ。