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うーん、

中国の場合、

中印露で合同の経済圏を確立できれば、

特に財政破綻が連続しても問題はない。

 

かつて世界帝国といわれたスペイン帝国も、

三度の財政破綻を経験している。

 

19世紀のアメリカも年中行事のように小さな恐慌を繰り返していた。

 

国以外の単位が財政的に破綻すれば、

その存在が消滅すると思うが、

国においては財政が破綻したとしても、

それこそ明治政府のように実質的に踏み倒せばいい。

 

問題は、

実物として何が残ったかだ。

 

日本の場合は、

ほぼ何も残らなかったが、

バブル時代に経験した豊かな生活実感だけは、

確かに残り、

1990年代以降、

上下水道は整備され、

都市は清潔で明るくなり、

ご飯は美味しくなった。

 

地方からの出稼ぎは無くなり、

1970年代に比較すれば、

物価調整した額で初任給は3割は増えた。

 

ただ、

その分、社会構造を維持する費用は高騰し、

今や日本社会は構造的な大赤字だ。

 

それを借金の借り換えと、

海外からの仕送りでしのいでいる。

 

中国は結局のところ、

日本の真似をして日本の失敗を真似ることで、

意図的な失敗し、

中国全土から無駄な人民を排除しようとしている。

 

生き残るのは中国共産党員である1億人と、

それらの予備であり支える忠実な人民である5億人程度でいい。

 

残りは西欧に棄民すればいい。

 

ただ歩くだけで、

かつて北欧民族が南下することでローマが陥落したように、

EUは崩壊する。

 

資源のない欧州は、

常に他の地域から資源を買うかたかるかしか方法がない。

 

中国共産党内の内紛が続き、

結果として開国派か鎖国派のどちらが勝利するかはわからないが、

進み方としてはそれぞれに違いは少ない。

 

ただ、

人口費からすれば、

かつて幕末に西日本が人口増によって人口減の東日本を征服したように、

南部中国が北部を凌駕する可能性はある。