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いつも思うのは、

議員定数の削減、

議員の報酬・経費の削減という路線でずっとやってきた結果が、

世襲率4割という世界でも例をみない貴族社会になっているのをどう思うかだ。

 

四割が世襲ということは、

実質的に貴族院と平民院があるということで、

今の参議院の状況の悲惨さを考えれば、

日本は戦前の二院制よりも酷い状態だと思う。

 

世襲議員にとって嬉しいのは定数削減と議員の報酬、歳費の削減だ。

 

代々の家業と化して、

地盤、金銭的な面において何の心配もない世襲議員にとって、

競争相手の力を大義をもって削ぎ落とせる。

 

彼らにとって一番面倒なのは、

定数を増やされて、

自分たちの影響力の及ばない新興勢力が国政の場に登場することだ。

 

そして内地人口が7000万人の時の議員定数とそれほど変化がないのだから、

今の人口に合わせれば、

500人は増やしてもいい。

 

バカバカしいと思われるかもしれないが、

それが民主制の本来の姿。

 

勿論、

人口が激減した場合や、

あまりにも酷い場合は削減すればいい。

 

あと、

被選挙権の年齢を18歳にして、

供託金はなくそう。

 

本当に馬鹿らしい選挙になると思うが、

それを経験した結果、

議員も国民も身を律することを覚えた方がいいと思う。