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長年思ってきたことだけれども、

創造できない人たちが創造した人たちから搾取する社会は、

もう終わりつつあると思う。

 

1990年代だったと思うが、

バットマンの映画をつくる時に、

ビルの上から飛び降りて歩くシーンをCGで作った。

 

俳優組合だったかな、が抗議してきた。

 

あるくシーンまで作られた俳優の仕事がなくなるからやめろ、と。

 

あの頃から技術は発達して、

今や俳優の存在価値ってそんなに貴重かなと思う。

 

それこそ、

これからの時代、

好きな配役で映画のなかの登場人物を置き換えられる仕組みすら可能だ。

 

ただ、

そんな時代になっても原作、原案なしでは作品は構成できない。

 

これからの時代、

その気になればリアルの俳優やスタッフは不要で、

逆に既存の人たちに頼らない方がこれからの未来の視聴者にとって興味のある作品が作れると思う。

 

安易な脚色を脚本化とかいって脚本家の仕事だといっているような人たちは、

静かに消えていくのだと思う。

 

これはかつて演劇が衰えていった時と同じで、

映画でも起こり、

今はTVでも起こっている。

 

いずれは、

漫画でも起こるのかもしれない。

 

そうした意味では、

漫画という形式も、

ネット上で読むのが主流になった今、

さらに進化した表現技術を取り込む必要があるのだと思う。

 

映画化やTV化という前世紀の旧時代の遺産を気にすることなく、

前に進んでほしい。