元記事 

 

 

言いたいことはわかるけど、

なぜ、

今の時代を悪くいうために、

他の時代と比較する必要があるのだろうか?

 

「商品作物が大量に生産されていた、したがってそれら商品が購入され消費されていた江戸時代の日本社会は、それでも資本主義社会であるとは見なせない。言い換えれば、「物質代謝の大半」の「大半」の水準にまでは商品経済が達していない。なぜなら、労働力と土地が商品化されていないからである。」

 

江戸時代、

土地と労働力は充分に商品化されていたと思うんだが?

 

商品生産に必要な労働力を集めるために、

農民を雇い賃金を支払い、

その賃金を奪い上げるために飲む・打つ・買うを教え込んで、

結局のところ、

奴隷的な労働環境に陥るというのが江戸時代、

日本各地で見られた現象だった。

 

江戸とその近郊でもそうした現象によって起こる犯罪を取り締まるために、

広域警察のような組織が立ち上げられたり、

篤志家によって土地の区画整理、農業技術の向上、金銭管理のための学習が行われた。

 

ただ、

そうした篤志家の行動は、

今でいう資本家たちの利益と相反するので、

実力行使にまで発展し、

江戸での裁判へと持ち込まれた結果、

なし崩し的に崩壊していくことが多かった。

 

これはまさに資本主義ではないのかな?

 

また、

こうした現象は少なくとも数千年前からみられる一般化された行動であり、

近代が資本主義として定義する現象は、

繰り返されてきた普通のことがであると定義しなおした方がいい。

 

あまりにも近現代を長い人類史の中において、

特別化するのは、

人間の本性に対する理解を歪ませる。

 

あと、

最後の方には軍事の民営化という点が指摘されているが、

そもそも、

公営だからといって、

それが公平であるという意味と同義ではない。

 

軍とはその時点において国家の要路にある人々の法律的に認められた「私兵」であることは、

歴史上の彼らの行動をみればあきらかであり、

それゆえに、

多くの国は国民の武装を否定していない。

 

色々と指摘したいところの多い文章だ。