オトシブミのゆりかご この時期 山に行くとコイツが彼方此方にコロコロ転がっています オトシブミのゆりかご。 先人の観察眼、そこから来る想像力と命名の粋の極み。 卵が先か鶏が先か? 一寸にも満たない虫が伝えたいもの。 虫は形にして伝え 人はそれをこう伝えた。 「落し文」 奇しくもアスファルトの上にコロコロ転がっている、 いくつかのゆりかごを、そっと道端の落葉の上に移す。 何だかんだでここの森が活きている事が感じられて嬉しい。