お元気ですかと聞く意味 | アラフィフ主婦の闇ブログ

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主に積年の恨みつらみ・心の闇を吐き出します。
時々普通の話、まれに良い話を綴ります。

母がしばらくぶりにご近所さんに会った。

 

「お久しぶりです、お元気でしたか?」

「はい」

よくある挨拶を交わし、その場は終わった。

 

後日、再び会ったご近所さんに

「この間は元気と言ったんですが、実は〇〇で…」

深刻な病名を打ち明けられた。

 

病気なのに元気と言ってしまい、隠しているようで心苦しかったのかもしれない。

あるいは、会うたびに元気かと聞かれるのが辛いと思ったのかもしれない。

 

「こんにちは。お元気ですか」のように、お元気ですかは殆ど挨拶同然に使われる。

多くの聞き手は、本気で相手の健康状態を心配してはいないと思う。

「元気です」と返ってくるのを前提として聞いている。

 

答える側も挨拶の一環として、深く考えずに答える。元気であれば。

 

元気ではない、弱っている時には結構滅入る挨拶なのではないか。

いちいち具合悪いですって答えるのもナンだし。

聞かれるたびに己の不調を自覚して、気が滅入りそう。

 

実際、私は病気になってから「元気ですか」が辛くなり、自分も使わなくなった。

 

私は母に言った。

ご近所さんも高齢者が多いので、どこも悪くない人はいないんじゃない?

挨拶の後は元気ですかじゃなくて、暑いですね寒いですねが無難ではないか、と。

 

母も「そうだね」と言っていたが、果たしておぼえているかどうかネガティブ

 

というのは、以前私は母に

「だいたい元気じゃないので、毎回元気って聞かないでもらえる?」

と言った事がある。

それでも電話のたびに「元気?」と聞かれる真顔

 

母の中では「こんにちは」と「元気」はセットになっているようだ絶望