世界遺産の街、マラッカへ!プラナカン■Jonker 88(マラッカ)■ババラクサ、ババチェンドル | カレー探偵やみちゃん 世界食べ歩き

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富山県射水市在住のカレー研究家、ブロガー。ブログは15年継続中。カレーの聖地「イミズスタン」の命名者として、各種新聞・雑誌、テレビ、カレーイベントでイミズスタンをPRしています!「イミズスタン・カレーサークル(ROTI)」を主宰。

 

カレー探偵、やみちゃん です。

 

 

 

マレーシア遠征 2022 晩秋 

 

 

 

第3章 マラッカ編

 

 

 

  #10 マラッカへ

 

 

 

 

今回の遠征では、近代的首都クアラルンプール(KL)だけではなく、世界遺産の街「マラッカ」および「ペナン島」にも足を延ばすと決めていました。

 

 

まずはマラッカ。

 

KLからマラッカまでは145km、そんなに遠いわけではないのでバスで移動です。

 

 

 

 

そうと決まれば宿舎をチェックアウトして、アンニュイな表情のGrabニャンコさんにおはようの挨拶をすませてから早速行動開始!

 

 

 

 

マレーシア各地に向けてのバスが集まっている巨大バスターミル(TBS)に到着しました。

 

 

 

 

ターミナルは6階構造で、さながら陸の空港ですちゃね。

 

 

 

 

出発、到着時間もほぼ正確。

 

チケットの購入は自動機で。

決済はクレジットカードで。

 

 

 

 

マラッカ行きのバスが来ました。

(※けっこう本数は多い)

 

 

 

 

車内は、ほぼ満席。

 

 

リクライニングシートと、エアコンも効いており、快適です。

 

 

 

 

中間地点のサービスエリアでトイレ休憩あり。

 

 

 

 

ふたたび車内に戻ります。

(※全員戻ったか、ちゃんと人数を数えてました)

 

 

 

 

ようやくマラッカ・バスターミナルに到着しました!

 

 

 

 

ここからローカルな市内バスに乗って街の中心部まで移動なのですが、これがなかなか複雑で、しかも本数も少ないようで。

 

 

 

 

バスはあきらめてタクシーにしました。

 

快適です。

 

 

 

  #11 Jonker 88

 

 

 

 

ちょうどランチタイムだったので、メインストリート「ジョンカー通り」の人気店へ。

 

 

 

Jonker 88

 

 

中国読みは分かりませんが、英語名は『Jonker 88』、「ババラクサ」の地域1番人気店です。

 

 

麺料理「ラクサ」にもいろんな種類があって、マラッカならではのラクサが「ババラクサ」なんです。

 

 

ちなみに行列が出来ていて20分ほど待ちました。。ぶわ。

 

 

 

・・ようやく入店したは良いものの、いつまでたってもオーダーを取りに来てくれないので、不安になってフロア係の仮称キムジョンウン君(巨漢、推定25歳)に訊くと、「厨房へ行け」と言われました。

 

 

 

厨房風景

 

 

なるほど!

 

オーダーシステムが独特のお店で、厨房まで行って自分の好みのカスタマイズを伝え、その場で作ってもらって受け取ってから清算し、座席まで自分で運んでから食べる流れのようでした。

 

 

 

あっ、丸亀製麺と同じじゃん!

 

 

 

とりあえず、「ババラクサ」を注文。

 

カスタマイズをする余裕はなかったです。ぶわ。

 

 

 

あと、この店に来たら「ババチェンドル」というマレーシアかき氷も絶対にオススメ!

 

 

というクチコミを見たので、ラクサコーナーで

 

 

「ババチェンドル!」

 

 

と叫んだら、それはここではないよ、隣りだよ、と言われて肩透かしをくらい、

 

 

 

チェンドル(マレーシアかき氷)の受付

 


すぐ隣りのチェンドルコーナーに流され、再度注文。

 

会計を済ませてトレーに乗せました。

 

 

 

 

トレーには”アツアツ”の「ババラクサ」(写真手前)と、”キンキン”の「ババチェンドル」(写真奥)状態です。

 

 

 

これ、どっちから食べたらよかろうもん?

 

 

 

ババチェンドル

 

 

やっぱり、溶けたらジ・エンドな「ババチェンドル」から喰うしかなかろうもん。。

 

 

 

これ、ラクサ食べ終わってから改めてチェンドルオーダー、なんて余裕がないぐらいに店内混雑、わけわからんままにこうなったのですよ。。とほほ。

 

 

 

 

甘さ控えめな”かき氷”ですね。

 

 

黒蜜とココナッツミルクがかかっており、緑のゼリー、キドニービーンズ入り。

 

 

 

 

この緑のゼリーこそが、”チェンドル”そのもの(名の由来)なんです!

 

 

パンダンリーフ(※タコノキ属の植物、葉は甘い。スリランカではランペ)をミキシングしたもので、プラナカン伝統のスヰーツであり、いまではマレーシア全土に広がって大人気なんです。

 

 

 

”プラナカン”とはマラッカやペナン島に多い人人で、15世紀後半から数世紀にわたって移住し、マレーシアに根付いた主に中国系移民の末裔を指します。

 

女性のプラナカンを”ニョニャ”、

男性のプラナカンを”ババ”と言います。

 

 

 

ババラクサ

 

 

なんかわからんけど、魚のフライに見える具材が豪快にトッピングされてました!

 

 

 

 

ぐいーーん。

 

 

・・・食べて分かったけど、これ、”油揚げ”みたいなやつやー。。

 

 

 

 

スープはこれまでに食べたどのラクサとも異なる味わい。

 

言葉では表現できない。

 

 

かなり辛い、ココナッツミルクベースです。

 

魚介の生臭さ(※漁師にはご褒美)も感じられました。

 

 

 

 

海老も入ってた!

 

海老スキー歓喜の図!

 

 

 

 

麺は米粉で極細ストレート麺です。

 

 

 

そうそう、

箸を取ってこなかった私に、お店の通称キムジョンウン君が、カタコトの日本語で話しかけてきました。

 

 

「ワタシ、ニホンゴ、ワスレタ。
・・ハシ、ドウゾ」

 

 

えっ、親切じゃん、ありがとー!

 

 

よく見ると、ジョンウン君の着ているTシャツには、日本の某アニメキャラと謎の日本語がいっぱいプリントされていました。

 

ナンチャッテ日本語シャツですね。にゃはは。

 

 

きっと日本のアニメが大好きなオタクなんだろうなー。

 

 

 

食べ終わって店を出るとき、ジョンウン君に、

 

 

「ありがとう、ごちそうさま!」

 

 

と声をかけると、うれしそうに、

 

 

「イッテラッシャイマセ」

 

 

と返してくれたのでした。

 

 

 

■Jonker 88

★3.8

 

 

 

やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」

 

 

 

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■カレー遠征2022晩秋・マレーシア 編(KL、マラッカ、ペナン)■もくじ
https://ameblo.jp/yamikomon/entry-12775145261.html

 

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