カレー探偵、やみちゃん です。
私はカレー探偵であると同時に、新湊の漁師の三代目であることは、随筆の読者であればご存知の方も多いかと思います。
そんなわけで、寿司といえば新湊でいただくことが多かったのですが、今回は富山市内に足をのばして人気店を調査することにしました。
寿司栄 華やぎ(富山市太郎丸)
寿司栄(すしえい)さんは総曲輪、掛尾にも支店がありますが、今回は太郎丸にある華やぎに行ってきました。
国道41号線から少し入った住宅街の中にあります。
完全予約制。
私は1週間前に予約しました。
予約時に訊かれることは、
・にぎりのコース(6380円と8580円の2種類)
・茶碗蒸しなどがついたコース(1万円から、希望で)
のどちらにするかということ。
私は、にぎりのコース(8580円)にしました。
・ぶったるみ壱 サントリープレミアムモルツ生
カウンターに座ると、まずはぶったるんだ夜。
生はプレモルのみ。
・お通し 根昆布の酢の物
甘さ控えめ、酢がバシッと効いた根昆布。
このあと、にぎり14貫がテンポ良く出てきましたよ。
①ウニ・イカ
寿司はもちろん、豪快に手喰い!
②ヒラメ・塩
寿司栄 華やぎ さんのにぎりは、基本的に何らかの味付け(岩塩、煮きり、レモン等)がついているものがほとんど。
だから醤油を使うことがほぼ無い(最後あたりの細巻のみ使用)のが特徴です。
ヒラメも塩が乗っているのでそのままいただきます。
③キジハタ
序盤は白身系の淡白な味わいを堪能ですね。
④タチウオ炙り・煮きり
夏の代表魚です。
これ、タチウオの魅力再発見級の美味しさ。
おっ、次は甘エビ(ホッコクアカエビ)かな?
いや、、よく見たら尻尾に縞模様があるやん!
⑤キジエビ
つまりこれは、甘エビじゃないよ!
キジエビだよ!
新湊の漁師三代目の眼はまだ濁っちゃいねえぜ!
・おまけ壱 キジエビのお頭焼き
カリカリに香ばしく焼いてありました。
・ぶったるみ弐 林酒造 林(はやし)純米吟醸
ここで追加で日本酒を。
ぶったるみが はかどります。
林の純米吟醸は砂糖水のように甘いなあ。
危険なやつやー。
⑥タイラギ貝・海苔醤油焼き
九州産のタイラギをスライスして、薄めのシャリでサンドイッチ!
こんなん無限に食べられるやつやー。
⑦キス・梅肉
夏のオサカナ。
梅肉ちょこんと、さっぱりと。
⑧アジ・ポン酢
これもキトキト!
さっぱりとポン酢で。
⑨本マグロ・漬け
赤身はやっぱり漬けが美味しいですね!
⑩本マグロ 大トロ・塩
メインの大トロが来ましたよ!
塩はモンサンミッシェル産。
大トロに負けない旨みが素晴らしい。。
⑪本マグロ 大トロ・炙り
炙ることで、(例えは変だけど)牛肉のようなボリューム感が愉しめます。
⑫白海老・軍艦
終盤に富山湾の宝石が出てくるところが憎いねえ。
・ぶったるみ参 羽根屋 純吟 煌火(きらび)
あー、ぶったるみ追加でお願いしまーす!
こちらは林に比べて辛口に感じられました。
⑬能登アナゴ
無駄のない、上品な脂がたまらない。
⑭細巻
ここで〆の細巻です。
はじめて自分で醤油を使いました。
鉄火・たくあん
梅・しそ・長芋
以上が基本の14貫です。
・おまけ弐 玉子(ギョク)
甘めで固め。
スヰーツ感覚で。
・味噌汁
シジミとミツバでした。
・追加 能登あなご
大将から「まだ何か握りますか?」
と訊かれたので、私は海老スキーのアナゴスキーだから能登アナゴを追加で。
・あがり
大将と日本の漁業について少し談義させてもらいました。
この30年で日本で獲れる魚が1/3に激減しているということ。
昔は安かったけれど、今は獲れないから高級品になった魚も多数あるということ。
いろいろと考えさせられます。
なお、今回いただいたものは、
ウニ・イクラは北海道産。
タイラギは九州産。
本マグロはアイルランド産。
それ以外は地物を使用しているそうです。
夏は魚がもっとも獲れないし種類も限られるので、冬にまた調査したいですね。
(※逆に言えば、夏にどんなものを出しているかを見ればどんな店かが分かります)
やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」
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