クリシュナ・ルーフトップ・カフェ / デリー ■ 北印度&ネパール [35] デリーの朝ターリー | カレー探偵やみちゃん 世界食べ歩き

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富山県射水市在住のカレー研究家、ブロガー。ブログは15年継続中。カレーの聖地「イミズスタン」の命名者として、各種新聞・雑誌、テレビ、カレーイベントでイミズスタンをPRしています!「イミズスタン・カレーサークル(ROTI)」を主宰。

 

カレー探偵、やみちゃんです。

 

 

ナマステー!!

 

2020年1月2日から14日までの約2週間、北インドとネパールへカレー遠征(ひとり旅)をしてきました。

 

◆◆ カレー遠征 2020 新春

 『北インド&ネパール遠征』 編

 

 

第5部 デリー 編 (Part.2)
 [35] Krishna Roof Top Cafe
  デリーの朝ターリー! リシケシから来た男との会話!

 

 

メインバザールの路地裏を往く

 

 

メインバザールでタクシーを下車。

 

予約していた宿舎が見当たらないので焦っていると、謎の男が「どこの宿舎か言え、一緒に探してやる」というので親切なインド人もいるものだとその話に乗っかった私。

 

 

「わかったぞ、こっちだこっち」

 

 

そう言うと道幅60センチほどの激狭な通路へ私を導くのでした。

 

どうやら、この先に空間があって、宿舎もそこにあるとのこと。

 

 

(うわー、こんなところに連れ込まれて、ボコボコにされて荷物も奪われたらどうしよう!?)

 

 

そう思うまもなく、男は私のスーツケースをもってどんどん先に行ってしまいました。

こうなると覚悟して付いて行くしかありません。

 

 

 

 

 

宿舎に到着

 

 

3.8分ほど歩いたところに予約した宿舎が無事現れました。

 

・・なんだよ、心配しすぎたわ。

 

 

男は特にチップを要求するわけでもなく、

 

「マリファナは必要か? 最高級品があるぞ」

 

 

(あーー、そっちかー。ぶわ)

 

 

***

 

 

翌朝。

 

 

朝食を取ろうと宿舎を出てメインバザールの大通りに出たところに、昨夜の男が居ました。

どうやらこの辺りを縄張りにして商売しているようでした。

 

 

「ああ、ジャパニ、マリファナは要るか?」

 

 

朝から(というかそれ以外も)マリファナなんかやらねえし!

 

それよりもこっちは行こうと思っていた「ニハリ」の名店が夕方からの営業だと気づいて軽いショックを受けてるんだよ!

 

予定が狂ったし!

 

 

やみ「そうだ、アンタ、美味しい朝食の店を知っていたら教えてよ。 『ニハリ』が食べたいんだけど」

 

マリファナ売人「『ニハリ』? 知らねーよ。 だけど、美味い『ベジターリー』がある店ならその先にあるぜ?」

 

やみ「まじかよ、それでも良いな。 ちょっと詳しく教えてくれる?」

 

 

 

 

 

Krishna Roof Top Cafe (3F)のビル外観

 

 

マリファナ売人はわざわざ店の近くまで付いてきて、この3階だと教えてくれました。

 

 

(ってか、膝ガクなのにボロい階段を3階までのぼるのかー)

 

 

まあ、愉しいんですけどね。にゃはは。

 

 

 

 

 

店内風景

 

 

3階に到着!

 

右奥の階段に注目(※けっこう急で怖い)

 

 

 

 

 

3階からの眺め

 

 

まだ朝も早いので街は静か。

気温も10度前後で空気がひんやりとしていました。

 

 

 

 

 

探偵の食卓/ベジターリー(300ルピー)

 

 

さあ、食おう!

 

あの男のオススメ、「ベジターリー」にしてみたのですが、朝からけっこうなビッグボリュームですね。

 

 

 

 

 

Chapati

 

 

チャパティは2枚。

軽くてめちゃ美味い!

 

 

 

 

 

Chawal

 

 

ご飯は別腹なんですー。ぶわ。

 

 

 

 

 

Salad

 

 

スライスした生野菜。

ストレート喰い。

 

 

 

 

 

Saag

 

 

野菜をいろいろミキシングしたサーグはニンニクがガン入りで。

スパイス弱めだけど、とにかくニンニクがガン入りで。

 

朝から、ぐいーーーん!

 

 

 

 

 

Daal

 

 

まあ、それでも朝からダールを飲めるだけでも幸せだよなあ、と思う私なのです。

 

 

 

 

 

Mix Vege Curry

 

 

これがメインかな。

 

 

 

 

 

具だくさん

 

 

トマト感が異常!

 

酸味強めなカレー。

具だくさんは嬉しいけど、凡庸な一品。

 

 

 

 

 

手喰い証明図

 

 

だから本気モードですって。

インドですよ、ここ。

 

 

 

 

 

Dahi

 

 

〆にヨーグルトで口腔内をさっぱりと。

 

 

 

 

 

Non Sugar Masala Chai = Yami Chai

 

 

食後に「無糖マサラチャイ」をオーダーして驚きました。

 

 

おいおいおい、これ、「やみチャイ」じゃん!!

 

 

”やみチャイ”

 

 

・・・あの、最上級の無糖マサラチャイにしか付けられない栄誉ある称号のことです。

 

乳脂肪3.6%以上、極上マサーラー、超濃厚に淹れた無糖のチャイのなかでも、やみちゃんが認定したものだけが得られるあの称号。。

 

まさかこんなところで出会えるとは!!

やっぱりインドだよ!!

日本にこんなにうまい「やみチャイ」はなかなか無いのに!!

 

 

そんな感動に酔いしれていると、近くにいたインド人に話しかけられました。

 

 

「そのフィギュア、ナイスだね!」

 

 

 

 

 

リシケシから来た男

 

 

いやいやいや、”フィギュア”言うなって!

 

 

やみ「He is my boss」

 

 

インド人「Wow, I'm sorry」

 

 

 

この男、リシケシ出身で、現在バックパッカー旅行の途中なのだとか。

 

実はお金持ちで、彼女と世界中を旅し、今たまたまデリーにいるだけで、このあとバンコクに行くとのことでした。

 

・・良いよなあ~。優雅だよねえ。

インドにもバックパッカーはいるんやねえ。

 

 

 

それで、このリシケシマンといろいろ旅行談義していたら、急に真顔になってこんなことをアドバイスしてくれました。

 

 

・胸ポッケスマホはバイクにスラれるからやめておけ

 

・さっきこの店に一緒に来てた男(カシミール人のマリファナ売人)は危険だからもう近づくな

 

・メインバザールにいるカシミール人は旅行者を騙すことしか考えていない(同じインド人として恥ずかしい)

 

・デリー土産が欲しいならこのあたりの勧誘に乗って安物を買うんじゃなく、ちゃんとした土産店で買うこと(→ DILLI HAAT という場所へ行け)

 

 

 

 

 

真顔のリシケシマン(近影)

 

 

なんだよ、この人、めっちゃ良いアドバイスをくれるじゃん!

 

めっちゃ良い人や!

 

 

 

レストランを出て、少し歩いた別れ際にリシケシマンが言いました。

 

 

「人生を楽しめ!」

 

 

 

 

■ 次回予告(Next Yummy)

[36] カケ・ディ・ハッティ

 純パンジャーブ・ベジ料理!腹ぱんジャーブな午後!

 

 

***

 

 

北インド&ネパール遠征編 2020年 新春 もくじ(リンク)
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https://ameblo.jp/yamikomon/entry-12567318192.html

 

 

北インド&ネパール遠征編 2020年 新春 テーマ曲


「Wind Climbing~風にあそばれて」

 

 

■ おすすめ書籍

 

 

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「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」

 

 

 

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