プロローグ ■ スリランカ遠征編[00] 「旅は良い! 旅は良いぞ~!」 | カレー探偵やみちゃん 世界食べ歩き

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富山県射水市在住のカレー研究家、ブロガー。ブログは15年継続中。カレーの聖地「イミズスタン」の命名者として、各種新聞・雑誌、テレビ、カレーイベントでイミズスタンをPRしています!「イミズスタン・カレーサークル(ROTI)」を主宰。

 

カレー探偵、やみちゃんです。

 

 

『カレー探偵事務所』 開設9周年記念事業


 

◆◆ カレー遠征 2018 夏

 『やみちゃん、光輝く島へ往く!』 編

 

 

プロローグ

 

 

「旅は良い! 旅は良いぞ~!」

 

 

たしかドラクエ2か、3のどこかの街で、無名のじいさんが主人公たちに語りかけてくるシーンがあった。

 

 

あれから何十年、

なぜかそのセリフが心に引っかかり、今でも妙に記憶に残っている。

 

 

***

 

 

僕は9歳で膝に大怪我をし、大手術と6年間のリハビリ生活を経験した。

 

長らく車椅子での寮生活を過ごした。

それでもリハビリを通じて6年目には松葉杖で歩行ができるまでには回復した。

 

高校はなんとか地元の学校へ杖をつかって登校することができた。

(在学中に杖はとれた)

 

 

やがて大学に進学。

地元を選ぶしかなかった。

(少なくとも当時の自分にとっては)

 

 

いろいろなことを諦め、世の中は自分の思い通りにはならないということを知った。

 

 

 

就職も地元だった。

もっとも、その後の10年間は僕にとって輝かしい時間だった。

 

 

 

好きだった仕事を辞めてカレー探偵になろうと思ったのは、膝の爆弾が激務に耐えられなくなったからという理由が大きい。

 

好きだったからこそ、プロとしてのクオリティを維持できない自分にもどかしさを感じて転職を決心した。

 

それでも10年以上、誇りをもって働けたことは自分にとって大きな財産になっている。

 

 

***

 

 

”職”を離れて一時は途方にくれたが、

”食”に魅入られて随筆を書き始めてからはそれが大切な日課になった。

 

 

 

やがて、地元にはパキスタン人が多く住み、パキスタン料理の名店がいくつもあることを知った。

 

きっとカレー探偵になっていなければ気づかなかったことだろう。

 

 

 

パキスタン人との交流から始まり、インドやネパール、スリランカなど。

僕は外国の食や文化のとりこになっていった。

 

 

 

 

ありがたいことに、随筆をきっかけとして多くの同好の仲間も得た。

 

きっと人生、

何かを失ったら、それと同じぐらい得るものがあるのだと思う。

 

 

 

 

僕の中で地元のパキスタン・インド料理を追究するのが『第一ステージ』(2009年~)だとすると、カレー仲間からの啓発もあって、

いまから約5年前に開始したのが『第二ステージ』(2013年~)。

 

これは「日本全国のカレー店へ遠征する」というもので、

いわゆる「カレー遠征」時代のはじまりだ。

 

 

日本国内であれば、クルマでの移動もできるので膝への負担が少ない。

全国各地の同好の仲間との交流も楽しく、素敵な出会いもたくさんあった。

 

全国を視野に入れると地元には少ない「ネパール」や「スリランカ」、「南インド」、「タイ」等のガチな料理も食べられる。

 

僕は年に数回のカレー遠征を通じて、ますます現地への憧れを深めていった。

 

 

 

ここで改めて考えてみた。

 

自分はバックパッカー気質、ヒッピー気質(?)ともいうべきものを持ち合わせていると思うし、現地での環境適応能力は高いと思う。

(※やや誤解と先入観アリ)

 

 

そして海外旅行に必要な「時間」「お金」「健康」の3種の神器のうち、幸いにも「健康」以外は何とかなるではないか。

 

肝心の「健康」面だが、これからは老いにともない、膝が悪くなることはあっても良くなることはないだろう。

 

 

いまはネットやスマホもあり、情報もあふれている。

現地での移動だって歩かずに済む方法がいろいろ見つかるはず。

 

 

だったら、一刻もはやく行くべきなのではないのか?

 

 

***

 

 

そんな折、スリランカで料理修業中のカワさん(川口勝己シェフ、Joe君)から、現地へのお誘いがあった。

 

なんでも、お世話になっているスリランカ人の結婚式があり、一緒に参列しませんかと。

 

 

 

実は海外旅行の経験が皆無というわけではなく、中国(西安)や台湾には行ったことがある。

 

しかしながら、どちらも(膝への負担が少ない)数時間のフライトで行けたし、滞在期間も短かったので問題はなかった。

 

 

スリランカへは直行便でも約10時間。

せっかくなら最低でも10日間は滞在したい。

 

はたして、いまの僕にはそれに耐えられるだけの膝があるのか?

 

 

 

また今までのように諦めるのか?

無理だと決めつけるのか?

 

 

 

 

 

 

 

僕の『第三ステージ』がはじまった。

 

 

きっと何かを始めるのに、遅すぎることなんて何一つない。

 

 

 

次回予告

「帝都で前泊!台風13号の恐怖」

 

 

***

 

 

 

※富山県のカレー界について22ページも取り上げられています。

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やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」

 

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