カレー探偵、やみちゃんです。
ほぼ毎日、精力的に随筆を更新中の私。
今回はハムザの定点観測レポートです。
カレー探偵事務所から約30kmもあるので”サクッとヘビロテ”するのは難しいのだけれども、心の中では常に存在感をもって輝いているお店。
そう、それが「ハムザ・レストラン」なんです。
富山方面に用事を作ってでも行きたいお店ですね。
単品の1500円シリーズ、通称『LION MENU』から、【ビーフ・シチュー】をオーダーしてみました。
このシリーズは作るのに時間がかかるので出来れば予約が賢明です。
予約しておいたほうが(即席ではない)仕込まれた料理が食べられますよ。
さて、この料理。
今回初めて食べましたが、いわゆる日本人的な感覚のコトコト赤ワインで煮込んだ【ビーフ・シチュー】とは仕上がりが異なります。
こちらはグレービー的な液状スープはあまり無く、5ミリ厚にスライスした赤身のビーフがギッシリ10枚ほど。
スパイスとしてはシナモンカシアがビシバシくる程度で、他は控えめです。
赤身肉の旨みをじっくり堪能できました。
パキスタン、ギルギット・バルティスタン出身のグラム・アリ総料理長、
人よんで”大統領のシェフ”が作る料理は過剰なスパイスに頼らないのが魅力の1つでもあり。
その実力はカレー仲間さんたちの間でも非常に評価が高く、ロティサークルにも連日のように投稿がありますねえ。
私はいつだってチャパティ派なんです。
ビーフシチューにはチャパティ、これ常識ね。
そしてもう一品、最近人気の高い【ヨーグルト・チキン】です。
これはメニューには載っていないので今のところは裏メニュー的なものですが、言えばいつでも作ってもらえます。
カレー仲間さんのリクエストで誕生し、それ以来、高人気でリピーターも多数。
私もようやく食べる機会を得ました。
酸味もあり、ボンレスチキンがガン入りで、なんだかとっても懐かしい素朴な風味がたまりませんね。
コルマに近い気がしてアリさんに訊いてみたら、
「コルママサラを使っていないのでコルマではない」とのことです。
私はいつだって全粒粉ロティ派なんです。
ヨーグルトチキンには、ロティ。
これも常識ね。
サラダにはチャナがたっぷり。
無事にチャナ欠乏症の発作を抑えることができました。
そうこうしていると、アリさんが上機嫌で【ナムキーン・チャイ】を淹れてきてくれました。
うっすらとピンク色をした”うま塩味”のチャイ。
アリさんの故郷、バルティスタンでは男衆が夜な夜な集まり、皆でこれを飲み交わしては一日の疲れを癒すのだそうです。
以前、淹れ方を訊いたら、紅茶ではなく緑茶をつかうと言っていました。
■動画「正しきナムキーンチャイの契り印講座」
そしてアリさん、動画↑のようにチャパティで契り印(=千切りIN)まで結んで、見事な食べ方指南講座まで!!
アリ「・・コウヤッテ、タベマス!!」
やみ「なるほど、勉強になりますーーー!!」
美しき師弟関係の図。
その後、チャイ談義に華が咲いてアリさんのご好意で飲み比べ大会に!
・カワ・・・写真上。ストレートティ。ブラックティ。シナモン入り。
・ナムキーンチャイ・・・写真中央右。バルティスタン名物。
・チャイ・・・写真下。一般的な抽出式ミルクティ。
あなたはどれがお好きですか?
・・さて、アリさんですが、このたびご令嬢(カラチ在住)のご結婚が決まったそうで、大変おめでとうございます!
そのこともあり、来月から約1ヶ月間の一時帰国をされるそうです。
(※かわりのシェフは近日中に帝都からくるそうです)
今のうちにアリさんの料理を食べまくりましょう!!
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ハムザレストラン (インドカレー / 越中三郷駅、越中舟橋駅)
昼総合点-
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※富山県のカレー界について22ページも取り上げられています。
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