カレー探偵、やみちゃんです。
今回の随筆は、先日(2017年7月28日)関係者のみで開催された、
『富山にスリランカ料理がやって来る
ヤァ!ヤァ!ヤァ!』
の参加レポートと重大ニュースの発表です。
ご招待いただき、ありがとうございました!いえーい!
<或る日のtutti / Joe's Lanka Plate>
・探偵の食卓
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
・或る日のtutti
アユボワーン。
『北陸スリランカン計画』(Hokuriku Sri Lankan Project)、
CEOの、やみちゃんです。
このプロジェクトは、”スリランカ料理不毛の地”、北陸(富山・石川・福井)で、本格的なスリランカ料理の普及促進を目指していこう!というものです。
いやー、ついにこの日がやってきました!
このプロジェクトも大きな節目を迎えることになります!!
・・私は今、泣いています。
・Joe Colombo氏(近影)
私のカレー仲間にして友人でもある、”Joe Colombo”こと、
川口勝己(かわぐち・かつみ)君が、ついにプロデビュー!!
おめでたいです!
泣けます!
涙を集めたら真珠の首飾りができます!
彼のことを簡単にご紹介しましょう。
まず、年齢は私よりも若干(?)若い、30代前半。
『富山県にはなぜスリランカ料理の専門店が無いんだろう?』
という切実な想いを、ずっと共有してきました。
つまり、『北陸スリランカン計画』(Hokuriku Sri Lankan Project)の共同創設者なんです。
そんな彼から、約1年前に、
「名古屋の『カフェ・パハナ』で料理修業をしてきます。
オーナーシェフのマンジュラさんの弟子として、住み込みで働きます」
と聞かされたときは大いに驚くとともに、大変うれしかったことを覚えています。(遠い目)
***
『カフェ・パハナ』は私も数年前に調査&報告済みの名店で、私がスリランカ料理スキーになったきっかけの店でもあります。
※参考随筆
■カレー遠征・春(第3回)■カフェ・パハナ(名古屋市熱田区)■今宵は極上スリランカン活動だがや!
http://ameblo.jp/yamikomon/entry-11535676756.html
この調査のあと、本場の大阪・神戸を中心にいろんなスリランカ料理店に遠征しました。
その結果感じたことは、
「関西や名古屋にはスリランカ人が多く住んでいるけれど、北陸にはほとんど住んでいない。
だからスリランカ料理の専門店もほとんどないし、北陸の人はその素晴らしさを知る機会に乏しい。
スリランカ料理自体は美味しくて素晴らしいもの。
”きっかけ”さえあれば、爆発的に普及するだろう」
という確信めいたものでした。
・特別な夜
その後、1年の修業を終え、さらにはスリランカでの1ヶ月に渡るホームスティ修業を経て、
Joe君は富山に帰ってきてくれました。
今回の宴は、彼のデビュー前夜の招待です。
会場には『葉っぴ~カフェ・tutti』さんを利用させていただくことに。
スリランカ料理が富山に根付き、萌芽の瞬間をむかえるこの夜。。
ダルマさんの活動でも注目され、自然に抱かれた母なる店『tutti』は、
これ以上無い最高のロケーションだったと思います。
荒木ご夫妻にも感謝します。
『カフェ・パハナ』の人気メニュー【キャンディアン・プレート】に似た王道のスリランカン・プレート。
豪華すぎます!
感動がとまらない!
涙と汗(やみ水)と鼻水がいっしょになって前が見えない!
もちろん手喰いです。
当たり前です!
前田のクラッカーです!
■動画 「Joe君による料理解説」 (49秒)
↑ まずは動画を観ましょう!
順に見ていきましょう!!
米は今回のみ特別にラトゥキャクル(赤米)を使ってくれました!
食感も良く、香りも素敵。
めちゃうま!
チキンカリー
王道!
正統派!
手前から、
パリップ(レンズ豆のカレー)
ビーツのキラタ
手前から、
サラダ
ポルサンボル(ココナッツの和え物)
手前から、
オクラのテルダーラ(炒め物)
モージュ(茄子の佃煮風)
カボチャのカルポル
チリペースト
(トウガラシと干し海老の和え物)
辛み増し用。
干し海老の風味が最高!
***
・・えっ、料理の感想ですか?
これは友人だから言うわけではないんですが、
私の想像をはるかに超えた出来でした!!
近くに店をオープンしてくれたら週に1~3回は通うことでしょう!
さすがは、『カフェ・パハナ』のマンジュラさんが太鼓判を押しただけのことはありますね。
特に【パリップ】と【ポルサンボル】は、どこにも負けないレベル。
スリランカ料理店でこの定番2品がイマイチだとがっかりしますが、逆に言えばこの2品が上出来だとシェフの技量の高さ、センスの良さが分かります。
Joe君はもともと健康意識の高い、私に似たところがあるので、
「過剰な油を使わない、そして塩加減が絶妙なところ」
も素晴らしいと思いました。
本場の味に迎合しすぎると現代の日本人にとっては”塩が強すぎる”ことも多多あるからです。
***
・Joe君(近影)
彼は今後、自身のお店を持つことを念頭に活動していくそうです。
正直、彼ほどの腕なら、富山での開店にこだわることも無いかもしれません。
ですが、彼は自分の生まれ育った富山県に、スリランカンの風を吹かせたいという強い想いを胸に抱いてくれています。
いうまでもなく、富山県はインド・パキスタン料理の人気が高い北インド系料理の王国です。
そこに食い込んでいくことは容易では無いかもしれません。
しかしながら、私はこれまでベンガル料理や南インド料理、ネパール料理の普及促進活動を通じ、富山のカレー市民には多様な食文化を受け入れる柔軟性と好奇心があることを知りました。
ですから、本物であれば、ちゃんと根付くはずです。
そしてJoe君はそれに応えるだけの料理を作ることができる人です。
彼の熱い想いを成就させ、富山県にまたひとつアジアの本格的な食文化を花開かせるためには、もちろん受け入れる側のサポートも必須でしょう。
まずは、『tutti』さんでの1DAYイベントなどで出店していくそうなので、皆さんぜひ、彼の料理を食べてみてください!
※7/31 12:35追記
第1回のイベント(8/19開催)は満員御礼で締め切りとのこと。
素晴らしい!
※出店イベント情報はこちらをCheck!!
↓
■葉っぴ~カフェ tutti
https://www.facebook.com/arakitatunori/
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やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」
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