旧開智学校 / 松本市 ■ 信州編[04] 嗚呼、松本の教育レベルの高さよ! | ☆やみちゃんの世界食べ歩き☆

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富山県射水市在住のカレー研究家、ブロガー。ブログは14年継続中。カレーの聖地イミズスタンの命名者として、各種新聞・雑誌、テレビ、カレーイベントでイミズスタンをPRしています!イミズスタンのzineも出版!「ROTI circle」を主宰。

 

カレー探偵、やみちゃんです。


◆◆ カレー遠征 2017初夏・信州編(長野・松本・上田) 

 

闇野内 豊(ヤミノウチ・ユタカ)冒険譚シリーズ

今回は初夏の信州10連チャン

 

最後までよろしくたのんますちゃ!
 


★信州編(もくじ)↓

http://ameblo.jp/yamikomon/entry-12286514742.html

 

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<或る日の旧開智学校>

 

 

・外観

 

「重要文化財 旧開智学校」

(長野県松本市開智2-4-12)

 

 

松本市内の「浅間温泉」で一泊した私。

翌日、ランチ調査の前に、松本市内をブラヤミすることにした。

 

松本観光といえば何をさておいても『国宝・松本城』。

 

ただ、個人的にはすでに何度か攻略している(※)ので、今回はあえてそれ以外の場所を探索(ブラヤミ)することにした。

 

*****

 

※参考 松本城攻略の過去記事(2編)
 

① 2014年10月30日(木) 

★ ぶらやみ ★ 国宝・松本城(長野県松本市)★ 城ふぇち、いや歴女ですからー。
http://ameblo.jp/yamikomon/entry-11945910138.html

 

② 2015年04月17日(金) 

■カレー遠征2015春・信州ほか【3】■松本城(松本市)■やみ城ぜめ!櫻と100名城スタンプ。
http://ameblo.jp/yamikomon/entry-12015431409.html

 

*****

 

 

 

 

ところで、松本市は”博物館の宝庫”だということはご存知だろうか?

 

『国宝・松本城』は別格として、それ以外にも大小あわせて20近い博物館があるのだ。

 

しかも、教育県らしく、(古い)学校の校舎が多く、”博物館スキー”で”学校スキー”な私にはうれしい悲鳴。

 

今回はその中から筆頭格の「旧開智学校」を見学することにした。

 

 

 

 

「旧開智学校」は、今から144年前(明治時代初期)に作られた小学校の校舎である。

 

約90年間使用された、わが国で最も古い小学校のひとつ。

 

 

あいにく外壁の修復中で足場が組んであったのがちょっと残念。

 

 

 

 

”擬洋風建築”(ぎようふうけんちく)な校舎。

 

”文明開化”・・・明治政府が西欧諸国に追いつけ追い越せと躍起になっていた頃。

 

見よう見まねで西洋風の建屋をつくったわけだが、正確な知識を持たなかったために、洋風、和風、さらには中国風の要素も混じってしまった。

 

実に興味深い。

 

 

 

 

 

中に入ると意外なほどに奥行きがある。

 

教室内は展示室になっていた。

 

 

 

 

校舎模型発見。

 

 

 

 

新築当時の校舎(模型)。

 

当時はL字型だったが、現存するのは写真の”赤い丸”で囲った部分のみとのこと。

 

現存していない部分にも30の教室があったらしい。

 

かなりの巨大校舎だったことが分かる。

 

 

 

 

 

壁や天井が新しすぎるけれど、机・椅子・オルガン・床には味わいがあった。

 

 

 

 

・教科書

 

昭和初期の国語の教科書。

 

 

 

 

・教卓側より

 

教壇から教室後方を眺める。

 

 

 

 

・展示内容いろいろ

 

当時、屋根の上につけられていたもの。

 

 

 

 

擬洋風な瓦。

 

 

 

・大工棟梁

 

建築した大工の棟梁、立石清重。

 

横浜などに西洋建築を見学にいくなど、研究熱心だったらしい。

 

 

 

 

 

”青い目のお人形”ジェーンちゃんと、そのおともだち。

 

太平洋戦争下で廃棄されることが多かったジェーン人形も、この学校では大事に保管されていたらしい。

 

 

 

 

 

記念撮影。

 

 

 

 

 

 

階段を昇り、2階の展示へ。

 

 

 

 

 

だるま型の石炭ストーブ。

 

 

 

 

・明治天皇 御座所

 

松本市民が明治天皇の立ち寄りを懇願し、それがかなったことを記念して設けられた特別室(御座所)。

 

 

 

 

 

松本の特産品、『みすず細工』で編まれた敷物。

 

 

 

 

 

彫刻のある扉。

 

木目の紋様は塗装らしい。

 

 

 

 

 

昭和初期、第二次世界大戦の頃になると、教科書の内容に愛国心や戦意高揚を歌った文章が増えている。

 

 

 

 

 

 

歴代の校長たち。

 

 

 

 

 

校歌ならぬ、校訓の歌。

 

 

展示室が10はあり、じっくりまわると1時間はかかるだろう。

 

 

 

 

 

1階に戻る。

 

途中、”空中にある謎の扉”を発見。

 

 

 

 

 

最初に見学した教室に戻ると、松本市内の中学生たちが校外学習に来ていた。

 

あるものは着席し、あるものは教師役で号令をかけたりして、なんだか微笑ましい。

 

 

中学生A「こんにちはー」

中学生B「こんにちはー」

 

 

皆、私にも元気よくあいさつしてくれた。

 

 

 

 

 

「旧開智学校」を見学して、明治から現代に至るまでの松本の教育レベルの高さを痛感した。

 

そして現在の、元気で礼儀正しい学生たちの姿が実にすがすがしく、また頼もしくもあった。

 

 

***

 

やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」

 

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