■カレー・南インド■コルカタ・カリーハウス(富山市)■チェンナイ青パパイヤミールス活動! | カレー探偵やみちゃん 世界食べ歩き

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富山県射水市在住のカレー研究家、ブロガー。ブログは15年継続中。カレーの聖地「イミズスタン」の命名者として、各種新聞・雑誌、テレビ、カレーイベントでイミズスタンをPRしています!「イミズスタン・カレーサークル(ROTI)」を主宰。

 

カレー探偵、やみちゃんです。

 

 

今回の調査報告は、富山市民病院向かいの「コルカタ・カリーハウス」にて一部食材持ち込みのうえ、事前に予約していただいた【南インド料理】のレポートになります。

 

 

 

<或る日のコルカタ・カリーハウス>

 


 

ナマスカール!


『北陸に南印度の風を吹かせよう運動』、
プロジェクトリーダーの闇乃内 豊(やみのうち・ゆたか)です。

 

こちらは前回の”ファースト・インプレッション”レポート以来の2回目の訪問です。

 

 

 

・店内風景

 

さて、私。

前回(※過去記事参照)は初訪問らしく、

 

「多くの客人が食べるであろう基本(定番)メニュー」

「店が(ビジネス上)一番食べて欲しいと思っているメニュー」

 

をきちんといただきました。

 

(※これはお店へのマナーだろうと私は考えます)

 

 

その率直な感想は先日の随筆に書いたように、

 

「デリーインスパイア系(※商標登録予定)でデジャヴ感が強い」

 

というものでした。

 

・・そうなると個人的には「予約しての特別メニュー」や「カレーパーティ」での利用が多くなります。(少なくとも現状においては)

 

 

 

 

・探偵の食卓

 

【チェンナイ・ミールス】 ※要予約

 

そんな折、或るカレー仲間さんから、「南インドのミールスを予約するのでご一緒しませんか?」とのお誘いを受け、これは良い機会と食べてきたのが上記のミールスになります。

 

 

そうなんです。

 

この店のオーナーシェフ、アリ氏はコルカタ出身ですが、富山県にいるコルカタ出身シェフの多くがそうであるように、彼もまたチェンナイ(タミル・ナードゥ州)のホテルで修業したという経歴の持ち主。

 

南インド料理を一通りマスターしているとのこと。

これは素晴らしい。

 

・・というわけで、さっそく順に見ていきましょう!

 

 

 

・RASAM ラッサム

 

【ラッサム】 

 

ブラックペッパーがガツーン!

 

こ、これは風邪のひきはじめに飲んだら一瞬で風邪が治るヤツやー!!

 

カレーリーフもいっぱい入って香りもステキ。

 

 

 

 

酸味はほとんどないけど、トウガラシと胡椒でパンチ力が半端無い一品でした。

 

あんまり手加減してないところがイイネ!

これは、アリですね~。

 

 

 

・SAMBAR サンバル

 

【サンバル】

 

かなり秀逸でした!

 

お代わりしなくても腹がパンパンのパン!なのでお代わりしなかったけれど、これはお代わりしたい出来。

 

今回のイチオシです。

 

 

 

 

実はこれ、持参した『青パパイヤ』をミキシングしてもらった特製品なんです。

(それゆえ特別に出来が良かった気がする・・。にゃはは)

 

今の青パパイヤ、やたらフレッシュでフルーティーで洋ナシのような仄かな甘さと芳香を併せ持った最強アイテム(ラストエリクサー)ですよ~。

 

 

 

・PORIYAL ポリヤル

 

【ポリヤル】

 

ポリヤルにも青パパイヤを使ってもらいました!

これ、すなわち唯一解なり!

 

オーナーシェフ・アリ氏、「自分用にも大漁につくった」と大喜び。

良いことしちゃったな~。

 

 

 

・PEPPER CHICKEN ペッパーチキン

 

【ペッパーチキン】

 

主菜です。

 

これ、スパイスだくだくのスパ濁(だく)。

 

通常メニューのグレービー主体なカレーとはまったく方向性の異なるマサラスタイルで、ホールスパイスがゴロゴロりん。

 

タカノツメ、ブラックペッパー、カレーリーフ、ダニヤリーフが特に多く、カシアバークとマスタードシードもガン入り。

 

もちろん、その分オイリーでもありますが、普段からは想像もつかないスパルタン仕様な一品でした。

 

これもアリだなぁ~。

 

 

 

・KACHOOMBAR SALAD カチュンバルサラダ

 

【青パパイヤとキャベツのカチュンバル】

 

ここでも青パパイヤが縦横無尽の大活躍。

 

・・もうね、僕ぐらいになるとオーロラドレッシングや人参ニンニクドレッシングやギョムスゴマドレやオニオンオイルドレッシングやア○バルドレッシングなんていらないの。

 

ねえ、あなた分かってよ?

 

てなわけでレモン汁とチャットマサラ少少で充分なんです。

 

馬芹とダニヤがアクセントになってました。

 

 

 

・RAITA ライタ

 

【ライタ】

 

南インドではパチャリ、パチャディなどとも言いますが、ヨーグルトに野菜みじん切りをぶっこんだもの。

 

ストレート喰いしても善し。

ライスにぶっかけても善し。

 

 

 

・BASMATI バスマティ

 

ライスはもちろんバスマティ。

お代わり可能。

 

 

 

・PULI プーリー

 

【プーリー】

 

盛りだくさんなことに、小型とはいえプーリーも付属。

 

アタ粉(全粒粉)100%ではなく、マイダ粉(精製小麦)もミキシングしているのだとか。

 

厚みもアリ、ゴマも入ってオリ。

油っこさはそこまで無い出来上がり。

 

もう腹パンやし。

 

 

 

・MANGO PICKLE マンゴーピックル

 

こちらはオマケのピックルです。

(よく見るアレかな?)

 

 

 

 

・食べ方指南

 

お手手で食べたら、美味しいよ!!

 

今夜は、やみラジャ気分♪

 

 

 

・MORU モール

 

【モール】

 

ドリンクはモールをお願いしました。

いわゆるバターミルク、塩ラッシーです。

 

ぜんぜん塩は感じませんから健康面でも安心あれ。

 

 

 

 

これがまたやたら気合の入った出来!

 

ハーブとスパイスの含有量、半端なし!

 

温度もちゃんとぬるめ。

時時ピリッと辛い、最上級のモールでした。

 

 

 

 

・これは失敗・・

 

じつは”ココナッツ”も持参してミールスに使ってもらう予定でしたが、こちらは白い身(胚乳)の部分が薄くてとても使い物にならず、断念。。

 

・・ぐぬぬ。

 

いつかリベンジしたいです!

どこかに良いココナッツない?

 

 

 

***

 

 

以上、今回は通常のメニューではない、「持ち込み」&「予約」による利用の報告でした。

 

あえて南インドのミールスを作ってもらったわけですが、どれも想定していた以上の手のこんだ仕上がりで、オーナーシェフ・アリ氏の真の実力はかなりのものだと思われます。

(※普段はそれを封印している印象)

 

店名に『コルカタ』を冠する同店。

きっと伝統的な『ベンガル料理』もかなり期待できるのではないでしょうか。

 

 

新しい自分の店を持ち、気概に満ちたアリ氏。

客人の要望には可能な限り応えていきたいとのこと。

なんて素晴らしいおもてなし精神!

 

これから大人気店になったら、これだけ手のこんだミールスは(もしかしたら)なかなか作ってもらえなくなるかもしれませんが、、、

 

「それはそれでうれしいことだよね」

 

大満足で同店を後にしました。

 

 

***

 

やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」

 

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