カレー探偵、やみちゃんです。
Kolkata Curry House
- NEW OPEN !! -
" First impression report by Curry Detective Yami chan "
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May , 2017
<祝OPEN!或る日のコルカタC.H.>
・外観
「コルカタ・カリーハウス」
(富山県富山市今泉北部町1-1 OALビルディング1階)
はい、そんな訳で、最近ニューオープンしたお店に初調査に入りました。
カレー市民の公僕、やみちゃんです。
場所は富山市民病院の目の前。
国道41号線からは、ちょい病院敷地方向に入ったところにあります。
この立地であれば病院からの集客も期待できそうですね。
・店内風景
カウンターもありますが、奥のテーブル席に座る、やみ。
スタッフは『インド料理デリー』から独立・開店したというインド人シェフ2名(いずれもコルカタ出身)と、日本人のウエイトレスさんが1名。
なかなか接客には慣れている印象を受けました。
・メニュー
グランドメニュー単品をみたところ、ほぼシェフ2名の前任店(デリー)のものを踏襲した感じ。
いわゆる『デリー・インスパイア系』(商標登録予定)ですね。
『デリー』は富山県でもっとも老舗であり、数十年間に渡って県民から支持されているお店ですから、その成功モデルを利用するのはビジネスとして確実性が高いと思われます。
セットメニューもデジャヴュを感じるラインナップ。
【ビリヤニセット】だけは『デリー』にないものです。
<食べる探偵>
・ビリヤニセット
【ビリヤニセット】 1280円
そんな訳でこちらを選択。
カレーはグランドメニューから1品選択可能。
(※例によってラムチョップカレーは除く)
・ビリヤニ
コルカタのビリヤニはインドでも有名なのですが、その味わいは(1番人気のハイデラバードやパキスタンのシンディビリヤニ等と比べて)薄味でスパイス感が弱いのが特徴といいます。
そういう意味では現地に忠実な薄味仕様。
この店がメインターゲットにしているであろう客層ともマッチするのかなと。
具材という具材が何も入っていない、肉のエキスが感じられないプレーンな味わいで、これ単品では訴求力に欠ける印象。
・プローンコルマカリー(選択)
選択した【プローンコルマカリー】です。
ココナッツミルクとナッツを感じる、かなり甘めのグレービーカレーでした。
・・味は良くも悪くも『デリー』のそれと同じですね。にゃはは。
私は海老スキー。
ていねいに背綿処理したプリプリで大きなブラックタイガー(推定)が入っていました。
これは良いものです。
しかし、、、1匹だけです!!
ぶわっ。
広大なグレービーの海を、
ザッパーン!
ザッパーン!
・・と泳ぐ海老さんが、太平洋ひとりぼっちです!
・タンドリーチキン
タンドリーチキンはレッグ1本付属し、食べ応えもあり満足度高め。
・サラダ
『デリー』風オニオンドレッシングではなく、通称アクバルドレッシング風なドレッシングがかかっていました。
・・謎です。
・デザート
【マイダハルワ】
スヰーツはマイダハルワ。
マイダというのは(ナン用の)精白された小麦粉(中力粉)のこと。
スージー(デュラムセモリナ粉)で作るハルワは蒸しパンのような食感ですが、マイダのハルワは、もっちもち!
・・てか、激甘!!
(完食は無理でした。。泣)
色はフードインク(オレンジ)でしょうねえ。
私的には染めなくてよいのになあ、と思う昨今。
・コルカタタンドリーセット
【コルカタ・タンドリーセット】 1300円
次いでもう1品ご紹介。
この店の主力商品にして、客人の大半が(主として)ランチタイムに食べるであろうものです。
最初はベーシックなものをちゃんと調査しないとね。
大きめのチキンレッグ1本。
『デリー』各店と比べても遜色ない、
いや、まったく同じ味・仕上がりでした。
安心安定の一品ですね。
・コルカタカリー
タンドリーセットに付属するのは【コルカタカリー(スープカリー)】と相場が決まっています。
もちろん、具材は無し。
スパイス水(すい)です。
辛さはありません。
・ジーラライス
【ジーラライス】 +200円(?)
白いライスから変更した馬芹メシです。
メニューには、↑上記のように、あたかも無料で変更できるかのような記述があったので変更したのですが、実際にはしっかり200円上乗せ請求されていました。
これは店側に修正(+200円と記載)をお願いしたいな。
誤解の元です。
・チャパティ
ナンをチャパティに変更すると追加200円です。
色は黒いのですが、ペラペラの小サイズが1枚のみ。
”私はいつだってチャパティ派”としては、チャパティがメニューに存在するだけでも大変ありがたい!
(※『デリー』にもないので)
しかしながら、価格設定は微妙かな。
(※【コルカタ・タンドリーセット】(1300円)付属の「ライスとナン」を、「ジーラライスとチャパティ」に変えたら1700円になってしまう)
・チャイ
選択性のドリンクは定番のチャイにしました。
砂糖無しには出来ないとのこと。
ゆえに甘っチャイでしたが、サイズは大きくて満足です。
(※『デリー』の2倍)
***
以上、私のファーストインプレッションは、
「メニュー構成や味など、デジャヴュ感が強い」
というものでした。
もちろんこれは良いとか悪いとかの話ではありません。
カレー屋はビジネスなんです。
個人的な望みを言えば、
もう富山県内では”デリー・インスパイア系”は飽和状態にあるので、完全なコピーではなく、”ゆるやかなコピー”を期待したいところ。
定番商品はそのままに、『コルカタ・カリーハウス』のオリジナリティをどんどん打ち出し、キラリと光る個性を垣間見せていただきたいなと。
オープンして間もない同店の今後の発展を祈念しつつ。
カレー探偵事務所 所長
カレー探偵やみちゃん
***
コルカタカリーハウス (インドカレー / 堀川小泉駅、小泉町駅、大町駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.4
***
やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」
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