カレー探偵、やみちゃんです。
昨年の晩夏、
『カレー遠征2015晩夏・九州 編(福岡・熊本・佐賀)』
と題して4泊5日のカレー遠征(※)をしてきました。
(※主としてカレーを目的として旅をすること)
移動距離 2,000km!!
全17回のビッグボリュームで随筆更新していきますので最後までよろしくたのんますちゃ!
★九州遠征(もくじ)
→http://ameblo.jp/yamikomon/entry-12079629278.html
今回は第16回目です。
<或る日のザエカ>
・探偵の食卓
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160411/13/yamikomon/02/11/j/o0600080013617542887.jpg?caw=800)
カレー遠征・九州もいよいよ終盤。
最後の夜はもちろんガチパキで。
(※ガチパキ・・・日本人向けにアレンジしていない現地スタイルのパキスタン料理)
・外観
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160411/13/yamikomon/78/53/j/o0600060013617542884.jpg?caw=800)
私はガチパキで有名なイミズスタン(富山県射水市)の生まれにして、日本を代表するパキスタン料理研究家。
九州のガチパキ指数、レベルを調査することも忘れません。
最初の「マルハバ」(第1回参照)に続いてもう一つの雄、「ザエカ」を訪れることにしました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160411/13/yamikomon/59/0d/j/o0600060013617542885.jpg?caw=800)
「ザエカ」
(福岡県福岡市中央区舞鶴1-3-4 曙コーポ 2F)
繁華街の裏路地の2階に入口あり。
日曜の夜にしてはひっそりとしていました。
・店内風景
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160411/13/yamikomon/8c/30/j/o0600060013617542886.jpg?caw=800)
地元メディアの取材も受けているようで色紙などがいっぱい。
スタッフはオーナーシェフのアリさん1名のみで、先客はゼロ。
あとからカレーマニア1名が来訪といった感じ。
・人気メニュー
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160411/13/yamikomon/55/09/j/o0600060013617542883.jpg?caw=800)
グランドメニューには一般的なインドカレー各種が単品800円~前後で並んでいましたが、それでは面白くありません。
どうやら特別メニュー枠というのがあるようで、こちらのビリヤニなんかはその中の1つだと思われました。
やみ「今日は何か特別なものはありますか? パキスタン人向けのスペシャル料理、あなたが食べるような」
すると店主アリさん、表情がさっと変わり、
アリさん「ニハリとマトンビリヤニがあります。さっき作ったばかりのものです」
そいつは良い~♪
値段が単品1500~1800円だと言われましたが、その2つを大漁オーダー。
この価格設定は強気すぎますが、一見客だと思って足元を見られたのか、あるいは本当にそれだけの価値があるのかは、食べてみないと何とも言えませんからね。
<食べる探偵>
■動画「ZAEKA in FUKUOKA」80秒
↑店主アリさんと探偵のカレー談義。これは面白い!
・・いや~。
とにかく視聴環境を整えて上のリンクからYoutubeの動画を見てください。
店主アリさんの自信満満な「オレの料理は世界一」感が半端ないんですよ。
パキスタン人男性にはこの手の自信満満なオラオラ系が多いものですが、アリさんはその中でも上位に入る方かと。。にゃはは
・MUTTON GUTKA NIHARI マトングトゥカニハリ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160411/14/yamikomon/ed/4f/j/o0600060013617567919.jpg?caw=800)
まず、ニハリから。
具材は羊のグトゥカ(膝上)の輪切りが数個。
いわゆるマンガ肉の状態ではなく、食べやすさを重視してカット済みを使用しています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160411/14/yamikomon/d6/bb/j/o0600060013617567918.jpg?caw=800)
肉の可食部は標準~やや少なめレベル。
イミズスタンではこの量だとブーブーいわれるかもしれません。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160411/14/yamikomon/c7/0c/j/o0600060013617567917.jpg?caw=800)
スープは店主完全オリジナルのニハリマサラを使用。
油膜多め。
トッピングは針ショウガにダニヤです。
なるほど、動画で店主が熱弁していたように、素材にこだわり、既成のパウダースパイスに頼らないオリジナルな味つけは流石です。
アリさん「100%パキスタンの味です。100%カラチの味です」
・MUTTON BIRIYANI マトンビリヤニ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160411/14/yamikomon/98/6d/j/o0600060013617575188.jpg?caw=800)
もう一品は同店自慢のビリヤニ、しかもマトンビリヤニです。
こちらはトッピングが寂しげ。
コメはバスマティ使用、グラデーション少なめのべっとりした仕上がり。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160411/14/yamikomon/b7/89/j/o0600060013617575190.jpg?caw=800)
かなり辛めです。
塩分もやや強め。
そういう意味では100%パキスタンの味という店主の方針に偽りなし。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160411/14/yamikomon/bd/d9/j/o0600060013617575191.jpg?caw=800)
ライタは水分多めのシャバシャバ系。
上にはチャットマサラとダニヤ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160411/14/yamikomon/d1/d3/j/o0600060013617575189.jpg?caw=800)
中にはみじん切りのタマネギさん。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160411/14/yamikomon/93/78/j/o0600060013617575187.jpg?caw=800)
ぶっかけて喰うとちょうど良い感じ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160411/14/yamikomon/82/d4/j/o0600060013617580325.jpg?caw=800)
諸行無常。
これだけ食べて骨はこれがすべて。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160411/14/yamikomon/11/88/j/o0600060013617580323.jpg?caw=800)
チャイはジンジャー&シナモン系。
***
店主はとっても話好き。
「タマネギがいかに血液をサラサラにするか」
「ダニヤは”ぐいーん!パワー”を○○する」
「他の店はナンチャッテ系カレー、自分は100%パキスタンの味」
・・などなど、
ときにアカデミックに、ときに高揚気味にカレー談義が進行し・・
とまらないッ!にゃはは
店主の個性が強い店は得てして客を選ぶものですが、こちらは店主自らがこだわりのシェフなので、味にブレがありません。
なにより、良い素材やスパイスを使って手間を惜しんでいないのが素敵だと思います。
(反面、ボリュームやコスパがイマイチ)
つまりは、違いの分かる客、この味が好きな客がどっぷりと入り浸り、アリさんの豪腕を堪能すれば良いのだと思われました。
・おまけ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160411/14/yamikomon/be/07/j/o0600080013617580324.jpg?caw=800)
さーて、天神の屋台で、もういっぱい行くばい!
(第17回につづく)
***
ザエカ (インドカレー / 赤坂駅、天神駅、西鉄福岡駅(天神))
夜総合点★★★☆☆ 3.9
***
やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」
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