マルハバ / 福岡市 ■ カレー遠征・九州 [01] 福岡モスクの傍で気を吐くガチパキ店! | カレー探偵やみちゃん 世界食べ歩き

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富山県射水市在住のカレー研究家、ブロガー。ブログは15年継続中。カレーの聖地「イミズスタン」の命名者として、各種新聞・雑誌、テレビ、カレーイベントでイミズスタンをPRしています!「イミズスタン・カレーサークル(ROTI)」を主宰。


カレー探偵、やみちゃんです。

このたび、
カレー遠征2015晩夏・九州 編(福岡・熊本・佐賀)
と題して4泊5日のカレー遠征(※)をしてきました。

(※主としてカレーを目的として旅をすること)

移動距離 2,000km!!

全17回ビッグボリュームで随筆更新していきますので最後までよろしくたのんますちゃ!

★九州遠征(もくじ)
http://ameblo.jp/yamikomon/entry-12079629278.html


今回は第1回目です。


<或る日のマルハバ>


・看板


私はガチパキで有名な射水スタンの生まれ。
まずは九州のガチパキ指数、レベルを調査しないとね。

(大都市・福岡であればハラールレストランもたくさんあるに違いない)

そう思ってネットを検索するも、意外にも2つぐらいしかないんですよね。

なぜでしょう?
これは大都市のジレンマでもあります。

つまりは、『大都市は家賃が高い』。

結構大きな要因だと思います。


・店内風景


ハラールフード・マルハバ
(福岡県福岡市東区筥松3-10-13)


(おそらく2つしかない)パキスタン料理店のうちの1つです。

こざっぱりとした店内は、下町の食堂風。
テーブルも3つしかない感じ。




よくある方程式の通り、ハラール食材を販売する傍ら、店舗の一部で食事も出来るというスタイルです。


<食べる探偵>

・探偵の食卓


「レストランに何を求めるか」にもよりますが、多くのメニューからどれにしようか迷いながら選びたい人にはまったく不向き。

その日のカレー(日替わり)が1種類。
あとはダルカレーとシャミカバブぐらいしかありません。

つまりは、この写真がこの日のすべてです。

もっとも、4人前以上で予約すれば希望のカレーをリクエスト可能だそうです。
(※ニハリ、カラヒ料理などは8人前以上)

では、順に見ていきましょう。


・KARELA KEEMA(カレーラ・キーマ)



この日の日替わり。
ゴーヤとマトンキーマです。




量はそこまで多くはないですね。
普通に2杯は食べられます。




夏ですねえ。
苦さ耐性=5の私は、ゴーヤが大好きなんです。

コリアンダーリーフもいい感じ。




(たまねぎとクリーム由来の)グレイビー的なものがほとんど無い、それゆえ具材と油がきれいに分離したパキスタニスタイル。

塩分濃度はやや高め。


・CHAPATI(チャパティ)


カレーの量がややもの足りないので、お代わり自由なチャパティが救世主。

これが秀逸。
ガングロです。



参考までに、アタ(全粒粉)はこの製品を使用していると思われ。


・DAL CURRY(ダルカレー)


単品のダルカレーは毎日あるようです。
カレーラキーマだけではもの足りないのでこちらもオーダー。

豆の種類はマスールダルのみでしょう。
原形はほぼ失われ、ホクホク感はなくなっていました。




ホクホク感ではなく、お豆チャンの滋味深さとニンニク、チリを楽しむ系のベクトル。
家庭の味ですね。


・SHAMI KABAB(シャミカバブ)


こちらはマトンのハンバーグ(パティ)的な焼き物。
ダルカレーに付属するものです。




肉の比率が高し!
青唐辛子とミント、レモンがガンガンに効いたグリーンチャトニで味変しながら肉の旨みを堪能しました。

ごちそうさま。


<店主とカレー談義>

・店主近影


店主(オーナーシェフ)の名は、ANWER JAMAL(ジャマールさん)。

非常に日本語が流暢で、100%の意思疎通が可能です。

ごらんのように、温厚で柔和なお人柄。

ジャマール「富山から来たんですか? わざわざ?」

とびっくりされていました。

---

※以下、カレー談義内容抜粋。
 
・この店は3年前にオープンしました。

・当初ハラール食材のみ販売していたのですが、自分用に料理をつくっていたらそれを分けてほしいという客が少しずつ増え、せっかくならとテーブルを置くようになったのです。

・いまも基本は自分用の料理を作っているだけです。だからメニューは増やせませんし、増やしません。

・実は、2003年まで、イミズスタン(富山県射水市)に居住していました。

・イミズスタン時代は、中古車業の傍ら『エムス』というお店をやっていたんですよ。

・中古車業がうまく行かなくなった後、各地を転々としながら福岡市にやってきたのです。

・イミズスタン時代のカレー店では、『RAJA』(※閉店、群馬で営業中らしい)さんを覚えていますね。えっ、カシミール? DIL? 覚えていません・・。(遠い目)

・近隣には福岡マスジド(モスク)がありますね。お祈りの時間には歩いてモスクに行くのでその間は(マルハバは)一時閉店してます。

---

そんなわけで、道順を教えてもらって福岡モスクへ。


・福岡モスク


やみ「うわー、か、なんちゅ立派ながけ! 富山モスクの立場がないぜ?」

鉄筋コンクリート製の3階建て。

女性用の礼拝室ももちろん完備。
ちょうどヒジャブ女子が出てきました。

なんでも、300~400人のムスリムが利用しているのだとか。
(※イミズスタンで多いときでも約250人)

ビジネスをしている人々ではなく、若い留学生が中心みたいです。




どっちにしろ、ここまでムスリムが多いのであれば、ハラールレストランももう少しあってもおかしくない気がしました。

まだ単に知られていないだけなのでしょうかね?


(第2回に続く)

***
ハラールフードマルハバパキスタン料理 / 箱崎駅箱崎九大前駅貝塚駅
昼総合点★★★☆☆ 3.8
***

やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」

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