■カレー遠征2015春・東北【16】ナタラジャ(新潟市)■新潟の名店で極上ラムチョップ活動。 | カレー探偵やみちゃん 世界食べ歩き

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富山県射水市在住のカレー研究家、ブロガー。ブログは15年継続中。カレーの聖地「イミズスタン」の命名者として、各種新聞・雑誌、テレビ、カレーイベントでイミズスタンをPRしています!「イミズスタン・カレーサークル(ROTI)」を主宰。


カレー探偵、やみちゃんです。

今回も『カレー遠征2015春・東北編』(全16回)の随筆です。

長丁場ですが、最後までよろしくお願いしますちゃ。

※全16回の予定、目次はこちら
↓↓↓
■カレー遠征2015春・東北編■もくじ
(※クリックで別ウインドゥ)

今回はいよいよ第16回目(最終回)です。


<或る日のナタラジャ>

・外観


ナタラジャ
(新潟県新潟市西区坂井東1-3-26)


東北遠征の終盤。
富山に戻る途中で新潟市内の老舗有名店に立ち寄ることにしました。

新潟市内には他にも気になる店が複数ありましたが、胃袋のキャパを考えたら”ラス1”が限界。
悩んだ末の選択です。

新潟では「ナタラジャを知らずしてカレーを語るなかれ」とまで云われているらしいです。

・店内風景


さすが、なかなかの人気店。

しかもカレー女子が大集合。
客の9割が新潟美人じゃないですか。

まさかの逆アウェー?

厨房にはベテランのインド人シェフが2名。
なんでも、インドの5ツ星ホテルでの実績をかわれて開店当初に招聘されたらしい。

素人同然の外国人が作っている店とは格が違います。
インディアン指数の高いガチインが期待できそう。

<食べる探偵>

・Tandoor Lunch


まず選んだのは、カレーが2種類選べるタンドールランチ

多くの客が食べているランチのカレーは、どの程度のものを出しているのか。

また客層的にカレー女子が多いことも気になり、いろんな意味を込めてランチにしました。

では、順に見ていきましょう。

・Mutton Curry


まず、ランチの「マトンカレー」です。

桂皮の香り、黒胡椒や丁子の刺激。
まさに王道のマトンカレー。

スパイスがふんだんに使われており、グレービーソースはさらりと上品。
骨付きのブツ切り羊肉は可食部はやや少ないものの、マトンを食べているという実感は充分にあり。

ランチにこれが出るとは素晴らしい。

・Fish Curry


お次はフィッシュカレー

クリーミィです。
ランチのカレーは5種からの選択なのですが、その1つにフィッシュがあること自体が珍しい。

味は、いたって普通でした。



白身魚ですね。
種類は新湊の漁師をもってしても特定できませんでした。

カジキマグロかもしれません。



私は「全日本ロティ普及促進委員会」を主宰しています。

実はメニューにちゃんと「ロティ」も「チャパティ」も存在し、その点は流石なんですが、いかんせん別料金。

あえて追加オーダーするほど胃のキャパもなく、そのままナン活動。



ベーキングパウダーや砂糖も少なく、シンプル&プレーンなサックリ仕上げ。
客層的に「ふわ甘」なのかと思いきや、良い意味で裏切られました。

よく見るとカロンジが練りこんでありますね。



バーベキューは安定のチキンドラム。

トータルで完成度の高いランチだと感じました。
人気店なのが分かります。

<ラムチョップ活動>


・探偵の食卓その2


じつはこの頃、北陸のカレー市民を集って『第3回黄金城オフ会・マトン祭り』(※過去記事参照)を開催するにあたり、「マトンラーン」と並んでなにか美味いマトン料理がないか考えていました。

それで「マトンチャンプ」が好いだろう、と定まり「DILレストラン」(富山県射水市)で試作品を食べたりしていた時期だったんですね。(遠い目)

・Lamb Chop Curry


そのときメニューで目にしたのが単品の「ラムチョップカレー」だったんです。

もちろん、追加オーダーしましたよ、ええ。





見ただけで、分かりませんか?

激ウマなことが・・!!



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・



天空に浮かぶ、ラムチョップ(マトンチャンプ)。

最初、「作るのに時間が20分程度かかりますよ」と説明されました。
でも、実際にはそこまではかからなかったです。

ホロホロすぎて、リフティング中に肉が肋骨からブレイク・アウェイ状態

やみ「これ! これ! 私が探していたマトンチャンプはこれ!」

思わず声が出ました。

■動画「新潟市 ナタラジャ ラムチョップ」 28秒


↑動画で見たら迫力が分かります。

肉はもちろん一番美味い部位ですから美味いのは当然として、グレイビーソースが絶品なんです。

そこは「肉を美味しく食べることに主眼」をおいたパキスタンカレーとは異なる点。
ガチなインドカレーはグレイビーソースがとっても大事。

悔しいけれど、富山県(及び北陸)では現状、これに勝るマトンチャンプは食べられません。

ランチのマトンカレーも平均以上でしたが、さすがに単品はそのはるか上をいくレベル。

問題は単品1つで冒頭の「タンドリーランチ」と値段が変わらない点と、(いくら肉厚とはいえ)チャンプが1本だけというボリューム面ですかね。。

そうはいえども、これはぜひとも食べておきたい一品ですちゃ。



諸行無常。

天空にむかって縦横無尽に暴れ狂う骨・骨・骨。



肋骨さんが、探偵さんの頭の上でコンニチハ。



ラッシーにはローズウォーターが。
薔薇のかほり。



***

そんなわけで、ガチインの名店は新潟に確かにありました。

(ランチの)マトンカレーには感心。
ラムチョップカレーについては大満足。オススメです。

他のカレーをいろいろ食べていないので総合力は分かりませんが、ラムチョップカレーだけなら★4.5(※5点満点)。

フィッシュカレーが平凡だったのと、やはりそれなりの価格帯であることから総合的には★4.2と判定しました。

やみ「・・さあ、帰ろう。 富山カレー王国の射水(イミズ)スタンへ」

カレー遠征が終わると、また次のカレー遠征が待っている。

それこそが、まさに正しきカレー道。


『カレー遠征2015春・東北編』

(完)

***
ナタラジャインド料理 / 小針駅寺尾駅
昼総合点★★★★ 4.2
***

やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」

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