■カレー遠征2015春・信州ほか【4】■ワッパープッタランシー(安曇野市)■タイのお寺。 | カレー探偵やみちゃん 世界食べ歩き

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富山県射水市在住のカレー研究家、ブロガー。ブログは15年継続中。カレーの聖地「イミズスタン」の命名者として、各種新聞・雑誌、テレビ、カレーイベントでイミズスタンをPRしています!「イミズスタン・カレーサークル(ROTI)」を主宰。


カレー探偵、やみちゃんです。

<オフ会について>

まずはじめに、昨日の随筆にて速報させていただいたお知らせをもう一度。

第3回黄金城オフ会・マトン祭り

◆参加申し込み受付開始:
2015(平成27)年4月26日(日曜日)19時~ (30名様)


この随筆上にて。
たくさんのご応募、お待ちしております!

***

以下、随筆をお楽しみください。


<カレー遠征2015春>

春の陽気に誘われて、1泊2日の信州カレー遠征をしてきました。

全5回に分けて報告します。

■予定■

第1回 GARAM MASALA(新潟県上越市) マトンカレー、チャプリカバブ、ロティほか(済)
第2回 高田公園・高田城(新潟県上越市) 観桜会 ブラヤミ(済)
第3回 松本城(長野県松本市) ブラヤミ 100名城スタンプ活動(済)
第4回 ワッパープッタランシー(長野県安曇野市) ガチなタイ料理を喰いまくり
第5回 ハムザレストラン(富山県富山市) ビーフハリーム、ルマリロティ、チャパティほか

どうぞ最後までよろしくお付き合いください。


<或る日のコメント欄>

今回の随筆は、昨年の10月30日に更新した、「最初の松本城への遠征報告」までさかのぼります。

あの日の随筆に、信州在住のけーざんさんという方から大変うれしく、そして実に興味深いコメントをいただいたんですね。

転載(一部抜粋)すると、

>3. ようこそ
>はじめまして。地元(中信地域)が登場で、うれしく拝見させていただきました。
>(中略)
>アウェイな気分に浸れるところとしては、タイ寺があり、
>タイ人のお坊さまが常駐され、
>タイ人のお姉さんたちが集う楽しいところです。
>再訪されることがありましたらぜひ。
>けーざん 2014-11-08 04:29:19

(※原文はこちら
★ ぶらやみ ★ 国宝・松本城(長野県松本市)★ 城ふぇち、いや歴女ですからー。
2014年10月30日(木)
http://ameblo.jp/yamikomon/entry-11945910138.html"

***

ありがたいことですよね、これって。
探偵冥利につきますちゃ。

やみ「必ず、調査しに行きますちゃ!」

そう約束した私は、雪の融けるタイミングを半年間待ち続けていました。(遠い目)

その間、けーざんさんからは、ご親切なメールも何度かいただき、私もタイ寺のことを何度となく質問し、相談にのっていただいてたんです。

そして3月某日。
けーざんさんから一通のメールが届きます。

「4月12日にタイ寺のお祭りがあります。『ソンクラーン』という水をかけるお祭りです、いかがですか?」

それは、まさに時の鐘でした。

私はすぐに愛車・白いポルシェ弐号(※豊田製)に飛び乗り、信州に向かったのです。

長い冬を耐え、いままさにシベリアに向けて飛びたたんとする白鳥のように。


<或る日のプッタランシー>


・外観


ワッパープッタランシー
(長野県安曇野市豊科4897-1)

こちら、安曇野市の中心部にありました。

古民家を寺院に改装したのでしょうか。
あとから知りましたが、安曇野「プッタランシー寺院」は、2年前に出来たらしいです。
それゆえ、(日本人には)まだまだ知られていませんね。

(※帝都の八王子にはもっと前から存在し、規模もでかいようですが、残念なことに今月上旬に火災で全焼するという悲しい事故がありました。合掌)

・托鉢の様子




これはけーざんさんにいただいた当日の写真です。
信者からの托鉢の様子。

多いときには3、4人のお坊様がいらしたそうですが、現在はお一人のみ。
信者の方はタイ人の方がほとんどです。

そもそもなぜ信州にタイ出身者(※以降、便宜的に『タイ人』と表記)が多いのかは分かりません。
日本人の男性と結婚しているタイ人女性が多いとか。

そんな理由で、信州だけでも10軒以上のタイ料理店があるようです。
(※富山県にはほとんどない。たぶん1軒のみ)

タイ料理好きには、たまらんちんな環境ですよね。





その後はお寺の中で宗教儀式がおこなわれました。

11時頃になるとお坊さんに食事をタンブン(寄進)します。
そして、みんなで昼食となります。

私はこのタイミングで到着。にゃははです。



お金のなる木?


<食べる探偵>



信者であるタイ人のお姉さんたちが持ち寄ったガチなタイ料理の数々。(※一部)

味付けや調理法は、これ以上ないガチ度ですよね。

いわば、タイランド指数=120の、タイッタイな料理ですちゃ。

お偉いお坊様に。
そして自分たちが食べるためのものですからね。

紛れ込んだカレー探偵さんのことなど考慮されていませんから。

素晴らしい。



並べたらこんな豪華!

こりゃすげえ!

・探偵の食卓




思い思いの場所で、好きなものを好きなだけ取って、わいわい談笑しながら会食です。

日本人は非常に少なく、さらに男子は数名でした。

しかしタイ人のお姉さんたちはとっても親切な方ばかり。

「あれも食べろ、これも食べろ」と、いっぱい持ってきてくれました!

ほとんどの料理名は、わからんちんです。

では順に見ていきましょう。
皆さんは見て楽しんでくださいね。




ココナッツミルクのデザート。



素麺風。魚のフレーク風の味噌と。



豚足の諸行無常。



カエルの卵(嘘)。タピオカミルク。



豚足の諸行無常リターンズ。



もち米とカスタード。



ココナッツの芽の和え物。



豚足オリジナル。



タイ風グリルチキンとパクチーガン入りソーセージ。



豚の内臓の激辛煮。



魚の浮き袋のあんかけ。



激辛ペーストと白ゴハン。



ニシンのスープ。



謎の炒め物。



清涼感のある和えもの。



ヤムウンセン。(春雨の激辛あえ)

※特別編


信州名物。
イナゴのタイ風和えもの。

まさかの信州とタイのコラボ料理ですちゃ。

・諸行無常


もう、腹がぱんぱんですちゃ!

しっかし、激辛が多くて舌がカチャカチャになったわ~!!


<ソンクラーン>

食べた後にも儀式が続きました。

中庭に移動です。



最初にお坊様が仏さまに水をかけられます。



信者一同、並んで順番を待つ図。



それぞれが同じように仏さまに水をかけ、お坊様の手にも水をかけます。

最初は厳粛な雰囲気。

それがなぜか最終的にお祭りらしく、信者同士が水を掛け合いっこするという、ちょっと理解不能な(?)展開になっていくのですが、それもまた楽し。

カレー探偵は水から逃げるのに必死でした。にゃはは。



お寺の名刺。

ところで、このお寺を教えてくださった「けーざん」さんを探していたのですが、誰に聞いても「知らない」とのことで、探すのは諦めました。

しかし、後日聞いたところ、なんとけーざんさんも会場にいらしたとのこと。
(しかも何度も見かけていた方でした。。無、無念)



カレンダーをいただきました。

***

普段からしばしばお寺に行かれているけーざんさんは、メールにこう書かれていました。

『本物のタイ料理、それも田舎出身の人も多いので、北部、東北部のものも多くあり、それも大きな楽しみですが、異文化交流、体験という点でも訪ねてみる価値はあると思います。』

『4月頃にはソンクラーンという大きなお祭りもあります。
でも、ゆっくり坊さんやタイの人たちとお話できるのは、何もない普段の日なんですよね。』

・・・そう、今回の随筆に載せた料理はお祭り仕様。
そして賑わいもお祭りの賑やかさ。

これはこれで非常に素晴らしいものですが、なんでもない日常にも素晴らしき出会いがあると。

私は次の再訪が楽しみです。

最後になりましたが、けーざんさん、今回このような素晴らしい体験をさせてくださり、ありがとうございました。
(一部写真の提供にも感謝いたします)

北陸新幹線も開業し、長野県と北陸は「近くて遠い県」から、「近くて近い県」になりました。

これからも相互の交流と発展、友情をよろしくお願いいたします!
次回、お話し出来る日が楽しみです!


***

やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」

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