【新カレー店凸撃】 ガンディ (高岡市) インド料理のお店★GWも何のその!ホットスプーン | カレー探偵やみちゃん 世界食べ歩き

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富山県射水市在住のカレー研究家、ブロガー。ブログは15年継続中。カレーの聖地「イミズスタン」の命名者として、各種新聞・雑誌、テレビ、カレーイベントでイミズスタンをPRしています!「イミズスタン・カレーサークル(ROTI)」を主宰。

ども、カレー非暴力・不服従、やみちゃんです。


いやーGWっすね。


やみちゃんは年中、日曜日みたいなものなので、かえってGWはめんどくさいです。

(どこにいっても混んでいるので)


※一応、12年間ほどお勤めを経験しているので、その貴重性は認識しております。


さて、今日は謎の新カレー店「ガンディ」(高岡市)に行ってきましたので、詳細レポートしたいと思います。


<その前に・・・>


そもそも、ホット・スプーン(射水市)が気になっていた。


昨日の夜は、胸が熱かった。

そう、”5/4からグランドオープンする”という情報を得ていたからだ。


私はホット・スプーンに行く義務があった。

カレー伝道師として。

そして、おそらくこれまでの同店の唯一無二の日本人客として。


12:30、ホット・スプーン前。


「肉は来たかな~??」


・・・ニヤける私。


しかし。

無情にも店はロックされ、静まりかえっていたのであった。


”RAJA化”が進んでいるようだ。


<5/4のガンディ>


気を取り直して、最近一部のカレーのプロたちの間で話題になっていた、新しいカレー店に行ってみようと思いたった。


まだオープンしたばかりで、食べログ(グルメサイト)にも店舗情報が載っていない。

正確な住所も電話番号も不明。


それは、国道156号線を高岡から砺波に向かって進んでいく途中、西藤平蔵(にしとへぞう)交差点の近くにあるという。


☆やみちゃんの富山食べ歩き☆
(ガンディ・外観)


あった。

高岡市佐野、サウナ「アラピア」の近くだ。

目立つ看板があり、すぐに分かった。


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(外観・駐車場から)


なんだか客がいっぱいいる?


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(店内)


ちょっとおしゃれな内装で、インパキ系カレー店というよりは喫茶店のような雰囲気


客にはインド人もパキスタン人もロシア人もいない

日本人のファミリーが数組いた。

子供や老婆もいた。


アウェー感を追求する私のようなカレーのプロにとっては、もの足りない。


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(メニュー)


メニューを見ると、”ガンディ”という表記と”ガンディー”という表記が併存していた。

正しい店名はどっちなのかな?


店は5/1~5/7までプレオープン期間のようで、メニューが限定されていた。

(※最近このパターンが多い私)


よって、5/9のグランドオープンからはメニューが増えるので留意されたい。


店員はウエイトレスの日本人女性が2名(推定年齢XX歳)、オーナーの日本人男性1名(推定年齢40歳)、コックのインド人青年1名(推定年齢28歳)の4人体制だった。

ウエイトレスは、旅館の仲居さんのような制服を着用していた。


<オーダーと味>


・ガンディーセット800円

 チキンとほうれん草のカリー(辛さC)、チャイを選択


・タンドリーチキンS(2ピース)500円


 計1,300円をオーダーした。


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(サラダ)


まずサラダが来た。

レタス、トマト、キュウリ。

市販のゴマドレッシング。


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(タンドリーチキンS 500円)


ドラムスティックと胸の部位が各1個ずつ。

ソースが2種。


こんがり、タンドール釜で焼き上がっていた。

味は満足。本格的なタンドリーチキンだった。


ちなみに、タンドリーチキンの赤い色は食紅の赤。

その昔、インドでは鮮度の低い肉をカモフラージュするために赤く染め始めたらしい。


今では赤くないとタンドリーチキンらしくない気がしてしまうが、実は色そのものには味はない。


ちなみに、食べている時に女性に話すと嫌われるのでアレだが、食紅の原料はクシナシやベニバナなど花の他に、”コチニールカイガラムシ”という昆虫が用いられていることも知っておいたほうが良いかもしれない。


☆やみちゃんの富山食べ歩き☆
(拡大1)

☆やみちゃんの富山食べ歩き☆
(拡大2)

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(断面図)


右側のソースの味が一風変わったものだったので店員に原料を聞いてみたところ、わざわざ奥のコックに聞きに行ってくれた。


なんでも、インドのタマリンというフルーツを使って甘酸っぱく仕上げている特製ソースらしい。


10分ほど待たされて、カレーが来た。


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(チキンとほうれん草のカレー)


容器がけっこう大きかった。

色は、緑色じゃない。


ほうれん草の含有量は5%未満だと思う。


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(参考画像。DILレストランのサグ・パニール)


過去に紹介した、DILレストラン(射水市)のサグ・パニール(ほうれん草とチーズのカレー)の色と比較してほしい。恐ろしい色だ。


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(チキンとほうれん草)


中には骨なしのチキンがゴロゴロ入っていた。


辛さはA~Dまで4段階あるが、私の選択した中辛程度だろう。


「子供から老人までの幅広い層をターゲットにインドカレーを」

という店のコンセプトから分かるように、スパイス感は弱く、マイルド路線だった。


”本格インドカレー”というよりは、

「欧風カレーと日本のカレーをミックスして、インドテイストに仕上げました」

という感じ。


それでいて、老舗のカレー店「デリー」、あるいは「インディラ」に味が似ていた


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(ナンとライス)


ナンを食べて確信。

ふわふわで、やや甘い。


これはデリーのナンにそっくり

ライス(日本米)の盛りつけ方もデリーそのものだった。


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(チャイ)


はい、デリーそっくりのチャイ。

スパイス感ゼロ、甘い


しばらくすると、コックが厨房から挨拶に来てくれた。

せっかくなので話を聞いてみた。


コック「私の名は”はびぶ”です。デリーで10年間修行していました。」

私「そうなんですか、おいしかったです!」


やはり、デリー系だった。

おそらく、ガンディの日本人オーナー夫妻にヘッドハンティングでもされたのだろう。


はびぶ「お客さんはカレー店にはよく行きますか?」

私「ええ、デリーももちろん行きますし、四天王カシミールDILも・・・(ハッ!)」

はびぶ「シテンノウ? カシミールは知ってます、けっこうコッテリしてますね(笑)」


・・・とまあ、こんな感じで会話が続いたのだった。


5/9以降のメニューについても聞いてみた。


予定では、

650円 ランチ

780円 タンドリーチキンが付いたランチ

980円 Wカレーランチ

を出すとか。


選択の幅が広がってとてもよいと思う。


<まとめ>


・この店は、良くも悪くもデリーの味であり、デリーと同じようなメニューになっていくと思われる。


・そういう意味では、同じくデリーで修行して独立したインディラとも同じような味といえる。デリーの子供であり、インディラとは異母兄弟。


マイルド路線の味であり、外国人客もいない。アウェー感を求める”カレーのプロ”たちには、もの足りないと思う。


・つまりは、カレー初心者(子供、老人)やライト級カレー女子(スマートにカレーを)に向いている。


・店の内装は綺麗で落ち着く感じ。スタッフはとても親切。


以上、プレオープン中ではあるが、暫定評価させていただく。

なお、やみちゃんの人生もプレオープン中だ。


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