蟲皇帝 | 死因:恥のかきすぎ

死因:恥のかきすぎ

鍵盤講釈屋・闇色鍵盤が、数週間前のことを思い出しながら記す思い出し日記。時折り映画の感想も。

ジャンルはドキュメンタリー?


もうね、モラルとか何とか言い出すと、

イルカは食っちゃ駄目でも、牛や豚や鶏はええのんかい?とか、 

エサとして飼われているものだからオーケーよ、とか、

命を見世物にしちゃ駄目とか、

際限ないので、 映像見たまんまの話に限定します。
 

カブトムシ・クワガタ・カマキリ・タガメ・ハンミョウら昆虫軍団と、

サソリ・タランチュラ・ムカデら毒蟲軍団のデスマッチ! 

 

それぞれ一匹づつをケースに放り込み動向を見守る全24試合。 

まあ24試合の中には、どう考えてもかませ犬的なのもあって、 

20cmの巨大サソリとマイマイカブリは試合というよりただのエサやりタイムになってたり。

彼ら良く見てよく考えてます。

ちゃんと甲羅と甲羅の隙間を狙ったり、 組み付かれてヤバイときは目を狙ったり、逃げる後ろ足つかんだり。
そして驚いたのは、自分の住んでいる自然生態系には存在しない初対面の虫が相手でも、 センスあるヤツは相手の武器を封じようとか弱点を探ろうとかしているのがすごい。

特に印象的な試合だったのは、

カブトムシの耐えて耐えて最後に一瞬で巨大タランチュラの腹をツノで貫通とか、 

ハンミョウがサソリを攻撃するとき、猛スピードで逃げたかと思いきや、また猛スピードで突進して強烈に一噛みしてまた逃げる戦法(しかも、毒シッポ・右ハサミ・左ハサミ、とサソリの武器を着実に破壊してる!)とか、

最終試合(無敗の20cm巨大サソリ vs 日本カブトムシ)とか。

 

他にはクワガタが巨大タランチュラを締め上げたとき飛び散る臓物液とか、 

しのいでしのいでサソリの首筋に吸血針を付きたてたタガメとか、スプラッター(?)シーンも豊富。

カマキリが空中殺法を使えるように、コーナーポストみたいに木の柱を置いといてやればよかったなぁとか思ってみる。