麻生久美子があんまりにも魅力的!
おしゃれ雑誌の編集長ながら、ジリ貧な日常を嘆くハナメこと麻生久美子。
しかし売り上げが伸びず心霊特集とかがんばってみようとするけど廃刊、そのうえ辞職。
おまけにママンの松坂慶子がなぜか沼に河童を釣りに行き溺れて意識不明。
その上ママンが誰かに出すつもりだった「ハナメの本当の父親はあなたです!」ってな手紙を見つけてパニック!
真相を確かめようとあて先へ向かうと、
そこはアヤシゲな骨董品屋「電球商会」。
さらにアヤシゲな店主:風間杜夫。
やたらアヤシくて初対面で馴れ馴れしいコイツがパパなはずがない!と思いきやオムライスおごってくれて、
そこにあらわれたこのオッサンの友人のパンクロッカーのガスこと加瀬亮に「2人そっくり」と言われ、咄嗟に遠い親戚だと嘘つく。
しっかしどうも居心地がよくて連日この骨董品屋に入り浸るようになる。
するとジリ貧な日常が思いもよらぬドラマチックな展開に…
冒頭のマンガチックな日常ムービーで個人的にはいきなりわしづかみにされました。
「発狂する唇」「裸足のピクニック」ほどではないけど、SFレベルまで逸脱しすぎないくらいに逸脱していく日常。
でやはり麻生久美子がこんなかわいい人とは知らなかったです。
ヌンチャク披露したり泥をかぶったり猛ダッシュしたり、少年のように元気元気。
そして風間杜夫がこんなにもひょうきんなおっちゃん役どハマリするのにちょっとびっくり。
いやもう愉快な気分になる映画です。 ラストだけとんでもなくSFなのだが、まあぁアリかなぁ。
密かな見所は過剰な能面ぶりが素敵な相田翔子。