悪夢探偵2 | 死因:恥のかきすぎ

死因:恥のかきすぎ

鍵盤講釈屋・闇色鍵盤が、数週間前のことを思い出しながら記す思い出し日記。時折り映画の感想も。

かなり毛色が違ってる感じ。
1と比べて、という意味でも。
塚本監督作品、という意味でも。

悪夢探偵:松田龍平のもとにやってきた女子高生の三浦由衣。
なんでもこわがりの同級生:韓英恵を仲間3人でいじめまくったら彼女不登校に。
それ以来、3人とも彼女が出てくる同じ悪夢を見るようになって、なんとかしてくださいとのこと。

「直接あやまれ」とド正論であしらうものの、韓英恵が気になりだす悪夢探偵。
人の心が読めるため、世間の全てを怖がって自殺した母に通じるものを感じたのだ。
やがて3人のうちの一人が夢の中で憑き殺されるに至り、悪夢探偵は彼女を探して動き出す…

「死んだことに気づいていない遠足集団」とかホントもうおっかなくてホラーテイストなんだけど、いやぁなんというかすごいドンデンガエシでした。
夢で死んだってのも、罪悪感やら恐怖感やらで自滅したって感じかも。

韓英恵いい塩梅です。
「ピストルオペラ」でやけにいやらしい子を演じてたけど、今回の狂気。
恐怖にかられた極みの狂気がすごかったです。

母:市川実和子もそういう狂気…なんだけど、たんすの上でまるくなってるとこは、怖さとかわいさの妙なブレンド。


「悪夢探偵」の自分探し、って感じのエピソード。
ラストは思わず涙腺やられます。続編期待。