2006/03/21
むぅ・・・これは・・・
舞台は近未来。自殺したくなるという伝染病「レミング病」のせいで世界的に人口減少、失業率増加。
そんな中、廃虚を巡り音の出そうなガラクタを集め廃校でレコーディングする世界的ノイズミュージシャン浅野忠信と中原昌也。 なんとこの二人のノイズだけはこの伝染病を抑える効果があるそうなそりゃ世界的に売れるさ
そんな二人のもとに、マンガの大富豪みたいなありえない格好の大富豪・筒井康隆が訪れる。 感染した孫の宮崎あおいを音で救ってくれ、との依頼。なぜか嫌がってる内に中原昌也死亡。
浅野忠信原っぱで単独ライブ。ノイズぎゃりぎゃり。延々とぎゃりぎゃり。宮崎あおいは助かりました。おしまい。なんじゃそれ?
序盤の楽器作成は、はじめはちょっとわくわくしたけど(振り回すとひゅんひゅん鳴るホースを扇風機にとりつける、等) 延々記録映画みたいに流すのでだれてくる。 設定は面白いと思ったけど、ノイズバンドはたくさんあるし、なんで浅野忠信らの曲だけ特別なんかな? 悲しいことに「非常に安っぽい」印象を受けてしまう。まあ確かに設定上、町が賑わってちゃおかしいんだけど。 場面のパーツごとでは綺麗なシーンも多々あります。
しかし浅野忠信、たったひとりで、しかも自転車で、あのアンプとか原っぱまでどうやって運んだの?
ノイズを「あのやかましいやつ」と否定して死ぬ探偵が、むしろカッコいい。